頭部負傷でGKメニャンは病院へ…ミラン指揮官は敵ファンに感謝「感動した」

 ミランを率いるセルジオ・コンセイソン監督が、ウディネーゼのファンへの感謝を口にした。11日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 セリエA第32節が11日に行われ、ミランはウディネーゼに4-0で快勝した。しかし、52分には背後へのボールを処理しようと飛び出したGKマイク・メニャンが味方DFアレックス・ヒメネスと衝突。これにより、メニャンは担架でピッチを後にし、交代を余儀なくされていた。

 メニャンの状態には注目が集まっているなか、報道によると、一時的に意識は失っていたものの、スタジアムを後にする時には意識があり、会話もしていたという。なお、その後はさらなる検査を受けるために病院に運ばれている。

 そんなメニャンは直近1年ほどウディネーゼ戦ではあまりいい印象がなく、昨季はスタンドからの人種差別発言を受けて一時試合が中断となる事態となったほか、今季序盤で対戦した際にもブーイングは続き、この試合でも多くのブーイングが浴びせられていた。

 しかし、メニャンが危険な状態に陥り、担架で運ばれた際にはウディネーゼのファンからも同選手に向けて拍手が送られていた。このことに試合後、コンセイソン監督はイタリアメディア『スカイスポーツ』で「感動した」とウディネーゼのファンへの感謝を口にした。

「ウディネーゼのファンを称賛しなければならない。ある時は選手だが、もう一方では人間でもある。選手には口笛を吹くことができるが、人間に対してはできない。あの拍手は信じられないほど素晴らしいジェスチャーだった。40年間のサッカー人生であんなことは滅多に見たことがない。マイクは現在、検査のために入院している」

【ハイライト動画】ウディネーゼvsミラン

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