44歳、ジャスティン・ローズが5度目の首位発進! “インディアンサマー”でグリーンジャケットを目指す

<マスターズ 初日◇10日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

「すべてが思い通りに行ったんだ」と1番パー4で7メートルを沈め、2番パー5は1.5メートル、3番パー4では3メートルにつけ、出だしから3連続バーディを奪取。ショットもパットも冴え渡った。さらに8番パー5で1.8メートル、9番パー4も1.5メートルにつけて伸ばすと、10番も3メートルを決めて大歓声に笑みがこぼれた。この日2度の3連続バーディであっという間にトップに立った。
16番パー3も約6メートルが勢い良くカップに沈むと8つめのバーディー。「14番のパーセーブが15、16につながった」と胸を張った。18番パー4ではティショットを右の林に打ち込みボギーとしたが、「65」は「マスターズ」の自己ベストタイ。20回目の出場で5度目の首位発進を決め、ジャック・ニクラウス(米国)の4度を塗り替える大会記録に「最高のスタートになった」と喜んだ。

しかし、未だ“グリーンジャケット”には手が届いていない。過去最高成績は2位。15年はジョーダン・スピース(米国)に4打及ばず、17年はセルヒオ・ガルシア(スペイン)とのプレーオフに敗れ、勝利を逃した。

それでも、ローズの経歴は華々しい。13年に「全米オープン」でメジャー初制覇。16年には「リオ五輪」で金メダルを獲得し、18年には世界ランキング1位に上り詰めた。20年から3年間は未勝利だったが、23年の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」を制すると「ライダーカップ」への出場を果たした。

昨年は「マスターズ」、「全米オープン」で予選落ちを喫したが、「全米プロ選手権」で6位タイ、「全英オープン」は2位タイに入った。「もう44歳。だから“インディアンサマー”にとてもエキサイトしている」。キャリア後半を迎えての活躍を秋の季節外れの暖かい日々と称した。

「これまでマスターズに勝つだけの十分な良いプレーをしてきた。ただそれを証明するグリーンジャケットは持っていない。チャンスが巡ってきたら、今度こそ手に入れたい」と虎視眈々と勝利を目指す。

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