ケガ明けのマスターズ獲りに自信 ザンダー・シャウフェレはメジャー連勝へ

<マスターズ 事前情報◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

世界ランキング3位ながら、今季はここまで4試合に出場して最高位は2週前の「バルスパー選手権」での12位。それでもザンダー・シャウフェレ(米国)は「マスターズ」制覇に自信をのぞかせている。
「今年はスタートが遅かったから、ここにいられることがとても幸運」。昨年末にトレーニングで肋骨を痛め、松山英樹が制した今季開幕戦「ザ・セントリー」を30位で終えて戦線離脱した。

「プロ意識に欠けた、無責任で悲しい気持ちになった。これまではケガと無縁だったから、欠場することもなかった。家でいろんなことを考えたり、みんながゴルフしているのを見たりして、すごくやる気が出た。より高いレベルでプレーするために、それを利用しようとしている」。2カ月の療養を経て、マスターズのわずか5週間前から実戦復帰。最初の2試合は下位に終わったが、徐々に調子を上げている。

昨年は2勝を飾り、それはともにメジャー大会を制したもの。メジャー初制覇だった「全米プロ」、そして「全英オープン」で勝利を飾った。シーズンをまたいでのメジャー連勝もかかり、メジャー全制覇の称号“キャリアグランドスラム”も折り返し地点にきている。「信じられないかもしれないけれど、(グランドスラムは初)優勝する前から常に考えていたこと。31歳でその夢に近づいているのはとてもクール」と語る。

オーガスタはタイガー・ウッズ(米国)が5度目に制した2019年大会で2位に入ったのが最高位。これまで7回出場してトップ10入りは4度。相性は悪くなさそうだ。

7日に行われた公式会見では、ジョークも織り交ぜながら、終始和やかな表情で進められた。そして最後に『今週は勝てると思いますか?』と問われると、「そうでなければ、ここにはいない」と笑顔。ケガをしてから3カ月ほどで迎えるメジャー今季初戦にも、準備は万端だ。(文・笠井あかり)

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