手術でイップスも克服?「変な動きをしなくなった」 植竹希望はパター好調で1年ぶりのレギュラー復帰戦へ

<ヤマハレディースオープン葛城 事前情報◇2日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6475ヤード・パー72>

ケガの治療のため、昨年4月の「KKT杯バンテリンレディス」からレギュラーツアーを離れていた植竹希望が、1年ぶりに復帰する。以前から悩まされていた右股関節痛の完治を目指し手術を行い、現在は「なんなら絶好調です」と元気な姿をアピールした。

股関節の悩みは解消されたものの、今年1月末に思わぬアクシデントに見舞われた。トレーニング合宿中に右手首を骨折。「折れた場所が悪く、くっつかない可能性もあると言われたので、ボルトを入れました」と手術を受けた。現在はテーピングを巻いているものの、「全然痛くないです」と影響も気にならない。

ただ、本格的なラウンドを再開したのは2週間ほど前。仕上がりについては「あと1カ月くらい練習してからじゃないと…5割くらい」と語り、不安ものぞかせる。飛距離も「全部、1番手半くらい落ちている」と、万全な状態とは言えない。

昨年は下部のステップ・アップ・ツアーに9試合出場したものの、7度の予選落ちと厳しい戦いが続いた。それでも、葛城での練習ラウンドでは「思っていたよりよさそう」と手応えも感じている。さらに、これぞケガの功名というべきか、「長尺のパターでイップス気味でしたが、短いパターに戻せたんです。変な動きをしなくなったので、いい感じです」と、手が動かなくなったことがプラスに働き、パターの悩みに光が。手術が続いたが、それを乗り越え前向きな気持ちで復帰戦に臨む。

かつてのエースパターに戻した以外にも、全クラブのシャフトを10グラム軽くし、アイアンもカーボンに変更するなど、体への負担を軽減するためのスペック調整も行った。「グリーンは砲台で大きくないので、ピンに対して上りを残すこと。あとはロングをしっかり頑張りたい」。ツアー屈指の難コース攻略への道筋を描きながら、復帰戦を楽しみにしている。(文・齊藤啓介)

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