若手“ホープ”指揮官の後任に…構想のヒントを出したユヴェントスのトゥドール新監督「主将は…」

 ユヴェントスの新指揮官となったイゴール・トゥドール新監督が、自身の役目やチームの構想などについて語った。27日(現地時間)、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 ユヴェントスは23日(現地時間)、チアゴ・モッタ監督の解任とトゥドール新監督の就任をクラブ公式サイト上で発表した。モッタ前監督は、2019-20シーズンを最後にセリエA優勝から遠ざかっているユヴェントスにタイトルをもたらすべく、今季から指揮官に就任。しかし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではノックアウトフェーズ・プレーオフでPSVに敗れ、コッパ・イタリアも敗退すると、セリエAでも9日(現地時間)の第28節アタランタ戦(● 0-4)、16日(現地時間)の第29節フィオレンティーナ戦(● 0-3)と来季CL出場権を獲得するうえで負けられない2試合で連敗を喫し、リーグ5位に沈んでいた。

 若手指揮官の“ホープ”と称されていた42歳のモッタ前監督だが、志半ばでユヴェントスを去ることになった。後を引き継ぐことになったトゥドール新監督は、昨季もシーズン途中からラツィオを指揮した経験を持つ。現役時代にユヴェントスでプレーしたこともある46歳のクロアチア人指揮官は、就任会見で「この機会を与えてくれたクラブに感謝している。誰も失望させないよう全力を尽くすよ」とコメント。古巣で自身に課せられた役目については「(セリエA)4位で、その次にクラブワールドカップだ」と明確な目標を掲げた。

 また、トゥドール新監督は自身が率いるチームの構想についてもヒントを与えた。『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、キャプテンは今季途中から腕章を巻く機会が増えたイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリに託す模様で「彼にはその能力がある」と太鼓判を押している。さらに「今のチームは若く、変化の道を歩み始めている」とした一方で「ただし、ユヴェントスは選手の若さなど気にしない。彼らは早く成長しなければならない」と厳しさも垣間見せた。

 トゥドール新監督の初陣は、29日(現地時間)の第30節ジェノア戦となる。

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