“62度女子”の仲宗根澄香さん、3Wを抜くほどメリットあるってホントですか? 春の薄芝にもオススメなんですか?

ボールはタイトリスト契約で、クラブ契約はフリーの仲宗根澄香。そのバッグを見ると、女子プロには珍しく、ロブウェッジに「62度」を採用していた。
構成はタイトリスト『ボーケイSM10』(N.SPRO MODUS³ TOUR105R)の54.08M➡58.04T➡62.08Mの3本で、58度自体も何でもできる幅狭ソールでローバンス。さらに62度を追加する必要性はどこにあるのだろう?
「そうですね、3Wがあんまり得意じゃなくて使う機会が少なかったのと、40・50ヤードとかの中間距離が苦手で。コーチから『かなり振れそうな、ロフトのあるロブウェッジにしてみたら?』と言われて入れました。マックスが70ヤード弱なので、9割ぐらいで60ヤードになります。
 
コーチから『これなら緩まずに打てるよね』というアイデアをもらって入れて、オフに取り組んだんですよ。(例えば50ヤードは)多分58度だと結構ハーフショットみたいな感じになるけど、62度だともっと振れるので、入れてみました」(仲宗根)
58度のTグラインドを持っている仲宗根だが、グリーン周りのアプローチは58度で行うと思いきや「62度をアプローチで使うことが意外に多かった」とか。それは、この時期の薄芝も理由の一つに挙げる。
 
「意外にアプローチの方が、けっこう使うことが多かったです。今の時期、芝が薄いからフェースを開きにくいんですけど、62度になると開かなくていいので。あと、今の時期はやっぱり球を右に置きたいんです。右に置いて『ちょっとボールを包みながら打ちたい』けど、58度だとそれができない。
 
だから、そういう時に『62度を58度みたいに打ちやすい』のがすごい良くて。グリーン周りでもけっこう今の時期に使えますね。あとバンカーとかも、固いバンカーはフェースを開けないからちょうどいいかなと思いました」(同)
春の薄芝のグリーン周りで「ザックリばっかり」と苦労する人もかなり多いはずだが、仲宗根のように「3Wを抜いて」まで試す価値がある!?

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