ヒールを浮かせて赤道を打つ!? 3年連続シード獲得・勝俣陵が実践する基本のコロがしテクニック

グリーン周りまでボールを運んだら、そこから2打以内で上がりたいもの。しかし、チャックリやトップなどでスコアを崩してしまう人が多いのでは?もったいないミスをなくすにはどうすればいいのか。ツアープロの勝俣陵にミスを回避するアプローチ術を聞いてみよう。
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グリーン周りからのアプローチは、52度前後のAWで「コロがせる状況かどうか」をまず考えてください。コロがしは最もミスが出にくく、チップインの確率も高い打ち方です。「コロがそうとしてチャックリする」という人は、今回紹介するアプローチをぜひ覚えてください。

スタンスは両足のツマ先を正面より左に向けて構えましょう。フォローが出しやすくなることに加えて、体の正面を目標側に向けやすくもなるので、狙ったところにボールをコロがしやすくなります。

ヒールを浮かせてハンドアップ気味でアドレスすることもポイントです。ソールを地面にベタっとつけて、ハンドダウン気味になると地面に刺さってチャックリしがち。クラブを短く持ってボールに近づき、吊るすようにグリップすれば、地面とヒールの接地面が減ってミスしにくくなります。
また、ヒジを曲げて構えると、腕だけが動いたアプローチになり、チャックリもトップも出やすくなる。腕をダランと垂らして握り、スイング中はグリップエンドを常に体に向ける意識をすると、体とクラブに一体感が生まれ、打点が安定しますよ。

インパクトでは、赤道のやや下を狙ってください。ボールと地面の間にキレイに刃を入れようとしなくて大丈夫。短い距離の振り幅ならトップ気味に当たってもグリーンに残ります。同じミスでも、チャックリするよりもスコアが崩れませんよ。
■勝俣陵
かつまた・りょう/ 1995年生まれ、埼玉県出身。日大3年時の2016年にプロも出場した『埼玉オープン』を制覇。翌年プロ転向し、20-21シーズン21年の下部ツアーで賞金ランク12位に入った。昨季はレギュラーツアーで賞金ランキング45位に入り、3年連続シード権を維持。ロピア所属。

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