日本代表MF久保建英「W杯出場が目標ではない」 前回予選からの成長と自信「他人を羨ましいと思う必要もなくなった」

 日本代表は18日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選 第7節バーレーン代表、第8節サウジアラビア代表とのホーム2連戦に向け、トレーニングを行った。日本代表はアジア最終予選C組でここまで5勝1分け無敗・22得点2失点と圧倒的な強さを見せ、ワールドカップ出場に王手をかけた。次戦のバーレーン戦に勝利すれば、8大会連続8回目のワールドカップ出場が決定する。

 ただ、レアル・ソシエダ所属のMF久保建英は「別にワールドカップへ行くことが目標のチームじゃないので、勝てばワールドカップ出場というボーナスがついてくるくらいの感覚で、目の前の相手に勝つことに全力で臨めればなと思います」と冷静に語った。

 3年前の本大会出場決定の試合(2022年3月24日のオーストラリア代表戦)は、ベンチ入りするも出場機会がなかった久保。当時について「嬉しかったですけど、納得してるか、していないかと言われたら、全然納得してなかったです。ヨーロッパのラ・リーガで試合に出ていて、なんで(代表の)試合に出れないんだって思ってました」と素直な気持ちを明かししつつ、「でも、そこから選手としても成長した部分もあるので、今は別にそんなに『他人をうらやましい』と思う必要もなくなったというか、自分の実力はしっかり分かっているつもりなので、特にその幼稚さや幼なさが抜けていい選手になれたかなと思ってます」と、3年間の成長を誇った。
 
 久保はここまでの最終予選で6試合のうち3試合に先発、2試合に途中出場し、1ゴールを記録。チーム内の立場も3年前とは変化した。

 あらためて、20日のバーレーン代表戦に向けて、「個人としても、別にここで『明後日の試合で久保が活躍した』云々というより、大事なのはワールドカップで活躍することだと思っているので、明後日の試合に関して言うと、チームが勝てばそれでいいかなと思います」と目の前の試合に集中しながらも、その先の未来も見据えていた。

【ハイライト動画】日本代表、最終予選でのここまでの道のり

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