バイエルンと契約延長のキミッヒ「検討せずに決断はしたくなかった」 他クラブとの交渉示唆も将来に決着 

 バイエルンに所属するドイツ代表MFジョシュア・キミッヒが、契約延長に至った経緯について語った。14日、ドイツ『キッカー』が伝えた。

 キミッヒは13日、バイエルンと2029年6月まで契約延長を果たした。以前の契約は2025年6月までと、今シーズン限りで満了となる予定だったため、その将来には大きな注目を集めていた。昨年からバイエルン首脳陣は、キミッヒとの契約延長を目指していたが、今年に入っても交渉は停滞。新契約のオファーが撤回されたとも伝えられた。

 しかし3月に入り、キミッヒの契約延長が近づいていると報道されると、13日に同選手をめぐる去就の噂に終止符が打たれた。キミッヒは交渉の最終段階について「マックス・エベール(スポーツ部門CEO)とクリストフ・フロイント(SD)とは定期的に連絡を取り合い、将来についてたくさん話した。具体的な数字が出たのはここ3週間で、その後は比較的早く決断した」と、振り返った。

 契約の決着が3月まで引き延ばされた理由について、「前の契約は6月に終わるので、規則によれば他のクラブと交渉ができるのは今年の1月以降だ」と前置きをしつつ、「おそらく最後の大きな契約をする前に、他の選択肢を検討する権利を保持したかった。選択肢を知り、比較検討せずに決断はしたくなかった」と明かし、他のクラブとの交渉が水面下で行われていたことを示唆した。

 キミッヒが契約延長の決断を遅らせたことで、バイエルン側がオファーを撤回したとの報道については、「僕の意見では、オファーが完全に取り下げられたことはなかった」と主張。また、キミッヒの父も息子の将来を案じていたようで、「ある時に父が僕に電話をしてきて、『今は何が起きているんだ?他に何が必要なんだ?』と言ってきたよ」と明かした。

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