馬専用の温泉にも大興奮 蛭田みな美が乗馬に挑戦「感激の極みです」

今年のオフ、女子プロゴルファーの蛭田みな美はとある場所を訪れた。そこは福島県いわき市にある競走馬リハビリテーションセンター。「ずっと行ってみたかったんです!」。ゴルフツアーを配信する動画配信サービス『U-NEXT』の企画により、念願がかなった。
同施設は日本中央競馬会(JRA)が運営する、日本で唯一の競走馬専門リハビリ施設。獣医師や装蹄師が常駐し、ターフへの復帰をサポートしている。撮影当日は12頭の競走馬が療養中だった。

蛭田は施設から西に50キロ弱、車で1時間ほどの福島県東白川郡鮫川村出身。現在も実家を拠点としていて、施設からすぐ近くにあるいわきFCパークにはよく通っていたという。「トレーナーさんがいわきFCをサポートしていて、こういう施設があることを知りました。でも、『平日の午前中しかお馬さんいないですよ』と言われて…。いつもはトレーニングしているからなかなか行けなかったんです」と、今回の訪問が特別なものだったことを明かした。

競走馬が療養する主な理由は、脚の腱に炎症が起こる屈腱炎(くっけんえん)。そのため、施設には脚を冷やしながら負荷を抑えて運動できるウォータートレッドミル(ウォーキングマシン)などが備えられている。さらに、1周400メートルのダートコースも完備。馬たちのペース走を間近で見た蛭田は、「スゴイ!」と興奮しきりだった。

なかでも最も関心を持ったのは“馬の温泉”。その名の通り、トレーニングを終えた馬が筋肉疲労を回復するために浸かるもので、湯本温泉の湯を使用しており、旅館の温泉とまったく同じものだという。馬たちはペロペロとお湯をなめたりしながらリラックス。「お馬さんが気持ちよく温泉入っているのを見て、私まで癒されました」。女子プロの癒し系と呼ばれる蛭田もニッコリだ。

最後は、施設のご厚意で実際に騎乗。合図で馬に指示を出しながら、安定した乗馬を見せた。調教師からも安定感やしっかりした体幹に太鼓判が押された。「感激の極みです」と大興奮しつつ、「揺れたので内転筋(太もも内側)に力を入れました(笑)」と、アスリートらしい一面ものぞかせた。。

こうして大満足の“オフの一日”を過ごし、すでに2025年シーズンはスタート。メルセデス・ランキング26位のシード選手として、2年ぶりのツアー2勝目を目指す。「(昨年は)ギッコンバッタンの年でした。飛距離とパターのランキングを上げたい。パターはそもそも50位以内ではない(パーオンホールでのパット数60位)ので…」。収録後もすぐにトレーニングへ直行。縁起がいいとされる馬にパワーをもらいながら、今シーズンも駆け抜ける。(文・笠井あかり)

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