
バイエルンに所属するドイツ代表FWレロイ・サネの去就は依然として不透明なようだ。11日、『スカイスポーツ』や『シュポルト・ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。
現在29歳のサネは2013-14シーズンにシャルケでプロデビューを飾り、2016年夏にはマンチェスター・シティへ完全移籍加入。ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームで公式戦通算135試合出場39ゴール43アシストという成績を残すと、2020年夏に母国の盟主たるバイエルンへ活躍の場を移した。エースナンバー「10」を背負い、ここまで公式戦209試合で56ゴール50アシストをマークしている。
そんなサネの現行契約は6月末で満了に。選手本人は一貫して残留を望んでいるものの、現時点で契約延長には至っておらず、今シーズン終了後の去就は不透明となっている。
報道によると、バイエルンはサネとの契約延長交渉を続けているものの、クラブ内にはパフォーマンスの一貫性の欠如を指摘する声もあり、フリートランスファーでの退団の可能性も現実味を帯びているという。こうした状況を受け、現在複数のクラブがサネの動向を注視している模様。かつて同選手を指導したミケル・アルテタ監督が率い、今夏の移籍市場でウイング(WG)の補強を検討しているアーセナルがその筆頭だとも報じられている。
なお、サネと同じく6月末で契約が満了となるイングランド代表DFエリック・ダイアーに加え、フランス代表FWキングスレイ・コマンやドイツ代表FWセルジュ・ニャブリ、同MFレオン・ゴレツカ、フランス人DFサシャ・ボエらも今夏にバイエルンを退団する可能性があるという。一方で、定位置確保に至っていないポルトガル代表MFジョアン・パリーニャは残留する見込みのようだ。