笑顔満開のデビュー戦「まだまだ稼ぎたい!」 荒木優奈はルーキー最上位で“初任給”308万4000円をゲット

<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇9日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>

プロデビュー戦は、トータル3アンダーの7位タイ。ルーキー最上位で大会を終えた荒木優奈は、ウェイティングからの出場でトップ10入りという結果に満足げな表情を浮かべる。「(最終日の)目標は7アンダーだったけど、最後までグリーンを攻略できなくて…無理でした~」。反省点はあるものの、「“やれる”っていう自信は持って帰れる」と、これが次につながる。
ここまでの3日間は、いずれもバーディより先に3パットのボギーを叩いていた。しかし、最終日は4番できっちりバーディを奪い、ようやく足取り軽くプレーに集中できた。

初日は「74」、2日目は「73」と予選ラウンドはオーバーパーが続いたが、決勝2日間をともに「69」。体勢を立て直して上位フィニッシュを果たした。「アマチュアの時にトップ10は経験しているので、うれしいとかはないけど、巻き返せたのはすごく良かった」と、尻上がりでの好結果を喜んだ。

プロになって初めてのツアーで、308万4000円の“初任給”をゲット。昨年12月には公式外競技の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」を制し、賞金270万円を手にしているが、この時は美容院に行ったり、ピアスを購入した。そのため今回は「経費のために貯めます」と“堅実路線”を歩んでいくつもり。最後は笑顔で「まだまだ稼ぎたいです!」。明るい船出となった。

QTランクは37位。今回は欠場者が出たことで得た出場権だった。「(待っている間は)ソワソワしてました。キャディさんもお願いしてるし、沖縄にも来てるし。開幕戦でデビューしたいと思っていたので」。思い出に残る一戦になりそうだ。今後も出場の可否で“ソワソワ”する場面もあるかもしれないが、今回の結果66ポイントを手にし、第1回リランキングに向けても好スタートを切ることができた。

「4日間大会でのトップ10は大きい。出られる試合で結果を残して、中盤戦、後半戦にもつなげていきたいです。目標はリコー(シーズン最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコー杯)に出ること」と意気込んだ。(文・間宮輝憲)

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