
バイエルンは今夏の移籍市場でフランス代表FWキングスレイ・コマンの売却を画策しているようだ。4日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在28歳のコマンはパリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、トップチームでは通算4試合に出場にとどまったが、2014年7月にユヴェントスに移籍すると、2015年8月にはバイエルンへとレンタル移籍し、2年後に完全移籍となった。今シーズンはここまで公式戦32試合出場で6ゴール4アシストを挙げるなど、これまで通算では326試合出場で69ゴール66アシストを記録している。
そんなコマンの現行契約は2027年6月30日までとなっており、今季は離脱期間は短いものの、負傷により戦線を離脱することも多く、財政調整のために選手売却の必要性があるバイエルンは、今夏に同選手を売却することを希望しているようだ。
報道によると、バイエルンは資金調達のためにコマンの売却について話し合う用意をしているという。なお、2024年4月時点では約7000万ユーロ(約111億円)を要求していた同クラブだが、現在の市場価値が3500万ユーロ(約56億円)であることから、要求額を3500〜4000万ユーロ(約56〜64億円)に引き下げたとも見られている。
なお、コマンに対しては昨夏にも関心が寄せられていたアーセナルが依然として興味を示しているほか、サウジアラビアへの売却も候補に挙げられていることが報じられているが、果たして同選手は来季どこでプレーすることになるのだろうか。