昨季完全復活! 河本結は“反作用”でシャフトを立てて安定フェードを打つ!【プロコーチがスイング解説】

昨季、国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」にて、5年ぶりの勝利を手にした河本結。トップ10入りも多く、1年を通して安定した活躍でメルセデス・ランキング7位となった。そんな河本のスイングを臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらった。

河本選手のスイング、結構好きですね。ダウンスイングでシャフトが立って、毎回同じところでばっちりインパクトしているように見えます。

シャフトが立つのはトップから切り返しにかけてレイドオフ気味になっている反作用です。無理やりネジり戻すとカットが強くなり過ぎますが、河本選手は切り返しの方向が良い。真下ではなく、背骨と垂直方向に切り返していて、いわゆるビジネスゾーンでシャフトがきれいに立ってくる。フェースの管理も100点満点ですね。

また、骨盤の高さも一切変わりません。フェーダーなので、左のスペースを生み出して、振り抜きやすくしています。ハンドパス(手の通り道)を見ても、体が回る方向に素直に巻きついていて、無理のない感じが伝わってきます。

ついに今週から国内女子ツアーが始まります。河本選手のプレーが楽しみですね。
■河本結
かわもと・ゆい/ 1998年生まれ、愛媛県出身。24年は5年ぶりとなるツアー勝利を含むトップ10に16回入り、メルセデス・ランキング7位と完全復活を果たした。RICOH所属。

■柳橋章徳
やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。強豪・中央学院大学ゴルフ部ではレギュラーとして活躍。PGAティーチングプロA級の資格を取得し、男女のトッププロを指導。現在は臼井麗香のコーチを務める。

世界中のツアー通算113勝を挙げているジャンボ尾崎のスイングは、現代でも大いに参考になる。関連記事「ジャンボ尾崎は40年前から時代を先取り! 小さなメタルウッドで300Y飛ばす秘密とは?【ジャンボ軍団が解説】」で解説している。

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