
<セントラル・フロリダ選手権 2日目◇1日◇ウィンターヘイブンCC(米フロリダ州)◇6572ヤード・パー72>
第2ラウンドが行われた3月1日は、谷田侑里香の26歳の誕生日。しかし、その表情は晴れなかった。2バーディ・2ボギーの「72」と伸ばせず、トータル2オーバーでフィニッシュ。カットラインに1打届かず、予選落ちを喫した。
インコースを回った前半は1アンダーと伸ばしたが、内容としては「かなり頑張っていた」と耐える一日だった。折り返し直後の1番では、フェアウェイからの110ヤードのショットがグリーンに乗らず。2日間の不調を象徴するかのような一打だった。
昨年は米女子下部エプソン・ツアーのルーキーイヤーとして戦い、ポイントランキング52位。今年は2年目のシーズンに突入し、「この週をすごく楽しみにしてきた」と開幕戦へ気合い十分だった。だが、自身への期待は初日の緊張に変わった。「きょうはマネジメントは良かった。その分、きのうやりすぎましたね…」と、出遅れに悔しさをにじませた。
ほろ苦い誕生日を糧に、決意を新たにする。「エプソン・ツアーで優勝して、トップ10に入ってLPGAに行きたい。私生活はケガなく健康に。トレーニングに励んで、ゴルフに生かせるようにします」。ホールアウト後は昼食を挟みながら4時間の居残り練習。この努力が、26歳の飛躍につながるはずだ。(文・笠井あかり)