契約フリーのエンジェル・イン、課題のパーオン率を克服したアイアンはキャロウェイ製【WITB】

今年の米国女子ツアー第3戦「ホンダLPGAタイランド」は、エンジェル・イン(米国)が28アンダーと異次元のゴルフで2勝目。惜しくも岩井明愛は1打及ばずだった。インとボール使用契約を結んでいる米国アクシネット社はツアーレポートを更新し、こう祝福する。
「エンジェル・イン(Pro V1)は、72ホールのトーナメントスコア記録となる計260を記録し2度目のLPGAタイトルを獲得しました。インは、パー5の72ホール目を含む最後6ホールで4つのバーディを奪い、28アンダーの1打差で優勝しました。26歳の彼女は1週間を通して完全にコントロールして67-64-64-65を記録し、最後47ホールを1打も落とすことなくプレーしました。FWキープ率は88%(49/56)、パーオン率は92%(66/72)でした」(同社ツアー広報)
 
72ホールの記録を出したことから、さぞかし好調かと思いきや、本人は「全てが良かったとは言えない」と振り返る。
 
「正直なところ全てが良かったとは言えません。今日はパットが入らなかったけど、常にコンスタントにグリーンに乗せられていた。今週初めにも言ったけど、私のパーオン率はトップだと思う。COVID以来、パーオン率が私にとって大きな課題だったけれど、今週はそれが如実に表れたと思う。グリーンに乗らないとバーディを取るチャンスはないので」(イン)
 
インはキャロウェイを中心にPING、PXG、BURKE GOLFなど複数メーカー製を使うことから、今年2戦の勝者(キム・アリムとヤーリミ・ノー)らと同様にクラブ契約フリーと見られ、赤いパターのBURKE『ANGEL #08プロトタイプ』も数年前から使用するなど、バッグの中でも比較的新しいのがPING『G430LST』ドライバーだと言えそう。
 
最も本数が多いのがキャロウェイ製で、FWは2020年モデルの『MAVRIKサブゼロ』、UTは2019年モデルの『APEXハイブリッド』を使用。そして、高いパーオン率を支えたのが2021年モデルの『APEX TCB』アイアンで、これは開幕戦を制したキム・アリムもPro V1と組み合わせて新作を使用している。また、インのウェッジはPXGの2017年モデルで、ひと昔前の使い慣れたギアで精度を高めていた。

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