米下部ツアー2年目の幕開け オフでの“信念”は「間違っていなかった」【谷田侑里香“最高峰への道”】

高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。

みなさん、こんにちは! いつも応援ありがとうございます。私は1月末にアメリカへ移動し、練習とトレーニングをしながら開幕戦の準備を進めています。入国時に少々トラブルはありましたが…(笑)。無事、アメリカで生活しております!

さて、2月28日から始まるエプソン・ツアーの開幕戦「セントラルフロリダ選手権」(米フロリダ州)から私の2025年シーズンが始まります。ツアー2年目ということで、昨年得た課題を生かし、オフはこれまでにない取り組みをしました。

先日(2月18~20日)、NXXT GOLFツアーの大会に出場しました。エプソン・ツアーの下部みたいなものなのですが、この試合はエプソン・ツアー開幕戦の予選会も兼ねていて、LPGAツアーの選手も参加するレベルの高いフィールドでした。会場まで車で片道4時間かかるため、ギリギリまで出るか悩みましたが、開幕戦前に“試合勘”を得ることは大事だなと思い、締め切り前日にエントリーしました。

結果は3日間トータル11アンダーで2位。「69」「67」「69」と初めてすべて60台で回ることができました。オフにやってきたことが『間違っていなかったんだ…』と感じました。
その効果はまず体力面に表れました。大会2日目のプレー中に、雷接近の影響で試合が中断。そこから3時間以上待機したのですが、大雨が降ってきてしまい結局中止になりました。その日に回れたのは6ホール。3日目は残りホールも含めて31ホールをプレーしました。

本当に体力勝負でした(笑)。オフに日本でトレーナーさんと一緒にたくさんトレーニングしたのですが、本当にそのおかげだなと思っています。昨年は恥ずかしながら、トレーニングを全くしていなかったんです。でも、米ツアー1年目で悪天候によるイレギュラーや、移動の長さなど経験して必要だと思ったんです。こんなに早く成果が出るとは思っていませんでした。きついトレーニングをして本当に良かった。

あとはスイングへの考え方、ルーティン、構えから基本的なところを見直して、ショートゲームの技術アップに取り組みました。今回の試合ではいままでミスしていたアプローチやパッティングが成功することが多く、特に昨年悩んだ2~3メートルの距離が入ったことが大きかったです。さらに7メートルぐらいのバーディパットも入ったりと、スコアに結びつきました。
プロとして初のオフシーズンということもあって、気の持ち方も変わりました。昨年のシーズン中は、『これまでのやり方が良くないから、結果につながらない』と思っていましたが、今回の試合で成績が出たことで、今回のオフでやってきたことが間違っていなかったと感じました。

今年の目標は3日間、4日間すべてアンダーで回ることです。昨年は一日だけいいスコアを出せたけど、続きませんでした。だからこそ、今回の試合で3日間すべて60台で回れたことは自信がつきました。いま、開幕戦を迎えることがすごく楽しみです。明確な目標もある。絶対に今年1勝はしたいし、ポイントランキングトップ10に必ず入りたい。今年のオフでやってきたことを発揮でたらうれしいです。

みなさん、いつも応援してくださって本当にありがとうございます。2年目ということで、よりいっそう結果を出すために頑張りたいです。みなさんからのコメントやダイレクトメッセージはなかなか返せていませんが、とても力になっているので、これからも送ってくださるとうれしいです。いい報告ができるように頑張ります。行ってきます!

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