NEWS加藤シゲアキ、“愛”は「自分を信じること」大人になって実感したことも【ミアキス・シンフォニー】

【モデルプレス=2025/02/24】NEWSの加藤シゲアキが24日、都内で著書「ミアキス・シンフォニー」(マガジンハウス)のマスコミ発表会に出席。7年かけて出版をした同作についてや、作品のテーマである“愛”について語った。

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◆加藤シゲアキ、7年かけての出版に喜び「作家人生半分近くかけて」

「ミアキス・シンフォニー」は、2018年4月から2022年6月まで全16回にわたり雑誌「anan」で不定期連載していた小説に、大幅な加筆・修正を加えた物語として、2月26日に発売。ミアキスとは、犬と猫の祖先といわれている動物で、生物がミアキスからさまざまに進化し分岐していくように、多様な登場人物たちが登場。“愛する”ということについて、あらためて思いを深める物語となっている。

7年かけて出版となったが、加藤は「いつ完成するのかわからない時期もあった。連載開始からいままで別の作品2、3冊出していたので、『ミアキス・シンフォニー』は僕の作家人生半分近くかけて作り上げた。分身のような作品が生まれた」と喜んだ。

連載オファー時「すっかり書き下ろしの短編だと思っていた」という加藤。「当時グループ15周年ってこともあって、このオファーに面白いなって思っていた。打ち合わせをしたら連載で…。うちのマネージャーが書き下ろしと連載の違いも分からなくて、見切り発車だった(笑)」と勘違いから始まった連載であることを紹介。「それでもやるってなったので、タイトルと内容を決めて、手探りの状態でスタートした。その分時間はかかったけど、この作品から学んだことも多かったです」とした。

連載7年かけて物語を広げなければならないが、「楽しかったし難しかった。難しかったから楽しかったのもある。不定期連載だったので、毎回1つひとつ作っていくイメージだった。漫画家さんはゴールを決めずに走り出して長く続けるのが正解。漫画を書くようなつもりで小説を書いてみたはどうだろう、と。自分に課しながらやっていました。物語を広げるのは楽しかった」と充実感も。

しかし「物語を広げるのは楽しいのですが、いよいよ単行本を目指して形にしなくてはいけないなってところが難しかった。広げた風呂敷のたたみ方がわからない(笑)。連載だから成立した短編だったけど、本にするにあたってかなり書き直した。レゴで作った車をバラバラにしてスーパーカーを作る、みたいな…。車ではあるけどかなりアップグレードさせていくような部分が本当に大変でした。最初から、ある程度ゴールをみて作ったほうがいいなって(笑)。こういう作り方するのはこの先、もうないと思う。でも、実験的にできたからこそ自分にしかできない作品ができたのかな」と執筆期間を振り返った。

◆加藤シゲアキにとって“愛“とは?

本作は“愛”がテーマだが、なぜこのテーマを選んだのか聞かれると「ちょっと照れくさいけど、この作品を書いているときはちょうど30代だった」とした上で、「『やっぱり愛だよな』って、大人になって思ったんですよね」と回答。「エーリッヒ・フロムの『愛するということ』という作品にインスパイアを受けて書き始めたのもあって。登場人物を深堀りしている間に、あらゆる愛が浮かび上がってきた」と語った。

また、「自分にとって愛とは?」と問われる場面も。これに加藤は「自分自身を信じることなんだなって思いました」と答え、「愛することを突き詰めていくと、相手を思うってことに関しては、最終的に自分が試されている状況になる。自分に愛があると信じて進むことしか始まらない」と持論を展開。

続けて「僕自身この作品が面白くなると信じて、この7年で迷うこもとあったけど、自分の力を信じることが重要だった。この作品を書き始めてから文学賞の候補にさせていただいたので、改稿作業がすごく大変で…。7年前の自分が下手くそで(笑)。自分と会話するみたいな。『キミは何をやっているんだ』と思いつつも自分の成長も実感した。本当に多くのことを気付かされた作品でした」としみじみ話した。

さらに、作品にかけて「自分の“◯◯愛がすごい”と思うところは?」と質問が出ると、「この作品にいろんな愛を描いているけど、僕自身は“慈愛”みたいなところで、作品や周りに関して慈しみの愛を持っていきたいと思っています」と気を引き締めながら話した。(modelpress編集部)

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