U20日本代表、神田奏真が先制点も後半ATに痛恨失点…“日韓戦”ドローもD組2位通過が決定

 AFC U20アジアカップ中国2025・グループD第3節が20日に行われ、U-20日本代表はU-20韓国代表と対戦した。

 若きタレントが揃う今大会は、単にU-20世代のアジア王者を決めるという意味合いだけでなく、上位に入った4カ国には、今年9月に開催される2025 FIFA U-20ワールドカップへの出場権が与えられる。

 U-20日本代表は14日に行われた第1節でU-20タイ代表を3-0で破ったあと、17日に行われた第2節ではU-20シリア代表と2-2のドローを演じた。最終節ではここまで2連勝を飾り、既にグループD突破を決めているU-20韓国代表と激突。U-20日本代表はこの試合を引き分け以上で終えれば、準々決勝行きの切符を掴み取ることができる。

 試合は序盤からU-20日本代表がより多くのシュートシーンを作り出すも、先にビッグチャンスを迎えたのはU-20韓国代表。21分、シンプルな背後へのボールに抜け出したハ・ジョンウが、ボックス左から右足で狙うも、ここはGK荒木琉偉が立ちはだかる。

 対するU-20日本代表も26分、ボックス左でボールを収めた石井久継が、切り返しからマイナス方向へ落とすと、サポートしていた小倉幸成が左足でミドルシュート。ここはGKに弾き出されたものの、直後の28分にはゴールネットを揺らすことに成功。敵陣左サイドで髙橋仁胡からのボールを受けた石井が、右足でインスイングのボールを送ると、GKが弾いたボールを神田奏真が押し込んだ。

 勢いに乗るU-20日本代表は38分、神田のポストプレーから、敵陣右サイド大外でボールを受けた中川育が、中央への持ち出しから左足で浮き球のボールを送ると、ボックス左のスペースに髙橋が走り込む。ダイレクトで中央へ折り返すも、中央へ待っていた石井にはわずかに合わない。39分には右サイドを破られ、枠を捉えるヘディングシュートを許したが、GK荒木が鋭い反応を見せてゴールを許さない。

 このままU-20日本代表の1点リードで後半へ折り返すと、序盤はU-20日本代表が敵陣へ押し込む時間が続いたが、なかなか追加点を奪うまでには至らない。チャンスの数は限定されたまま時計の針が進んだが、90分には途中出場していた井上愛簾がボックス右から右足シュート。しかし、ここも仕留めることはできない。

 すると後半アディショナルタイム、自陣で市原吏音がボールを奪われたところから、ピンチを迎える。ボックス外からのミドルシュートはブロックしたものの、こぼれ球をキム・テウォンに拾われ、右足でニアサイドを破られる。U-20日本代表は土壇場の失点で同点に追いつかれた。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、U-20日本代表は1勝2分の成績を残し、グループDを2位通過することとなった。準々決勝は23日に予定されており、グループCを1位で終えたU-20イラン代表と対戦。試合の模様は『DAZN』にて無料独占ライブ配信される。

【スコア】
U-20日本代表 1-1 U-20韓国代表

【得点者】
1-0 28分 神田奏真(U-20日本代表)
1-1 90+1分 キム・テウォン(U-20韓国代表)

【ゴール動画】神田奏真の今大会初ゴール
 

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