【インタビュー】フリーランスで働くママの仕事の仕方をインタビュー

様々な働き方が求められる今、会社に勤めるのでなく、フリーランスの立場で働くママが増えています。子育てをしながらフリーランスで働いているママの、仕事の仕方をインタビューしてみました。

子どもに英語を教える仕事をしているママ

Q1.産前産後の仕事の流れを教えて下さい。
A.一人目を出産するときに大卒後就職した会社は辞めました。一人目が半年になったときから派遣や契約社員で仕事を始めましたが、下の子を出産するときに退職。子どもが幼稚園に入ってからは色々なバイトをしましたが、今はこども英語講師を自宅でしています。

Q2.こども英語講師になったきっかけはなんですか。
A.イギリス在住経験と、留学経験を知った友人に勧められました。最初はサークル活動から始め、もっと深く知りたいと思い、資格を取って企業に属して教室を開講しようと思うまでになりました。

Q3.なぜ企業の講師でなく、自宅で教室をすることにしたのですか。
A.自分の子どもが学校から帰宅したときに家に居たかったからです。

Q4.フリーランスのメリットはなんですか。
A.レッスン以外の時間を有効に使えます。レッスンは夕方からなので、昼間の時間帯で学校の係や役員をすることもできます。レッスンの時間(働く時間)を自分で決められることがメリットだと思います。

Q5.フリーランスのデメリットはなんですか。
A.税金や確定申告など教える以外の事務仕事が意外と多いです。生徒数によるので収入が安定しないこともデメリットです。

Q6.フリーランスとして今後の夢はなんですか。
A.自分の教室を卒業した生徒が、今度留学に興味がわいた時に、相談にのってあげられるよう留学カウンセラーの資格を取りたいです。

SEとして働くママ

Q1.産前産後の仕事の流れを教えて下さい。
A.子どものころからゲームが好きで学生時代からネットカフェでバイトをし、システム管理のバイトもするようになり、就職後はSEとwebデザイナーの経験も積みました。
とても仕事が好きで自分の時間はほとんどなかったです。子育てをするには厳しい業界だということは分かっていたので、産後は育児に専念したいときっぱりと仕事を辞めました。
システムの世界は好きだったので、業界紙は買っていて趣味でプログラミング言語を勉強していました。
辞めてから10年経ち、3番目の子どもが生まれた頃以前勤めていた会社の先輩が会社を立ち上げるので、仕事を受けてみないかと声をかけていただき、在宅でできるならと始めました。
初めは末っ子がまだ1歳だったので、一時保育を利用し、週3日程度仕事ができる日を申請し割り振られる仕事をこなしていました。今は偶然空いていた保育園に入れました。
仕事はネット上で割り振られ納品し、スカイプを使ってコミュニケーションをしています。

Q2.なぜ就職でなくフリーランスを選んだのですか。
A.育児を優先させたかったからです。学校の役員や地域の子供会など、親としてできることを精一杯楽しみたいと思っていました。

Q3.フリーランスのメリットはなんですか。
A.周りに同僚がいるわけではないので残業をしなければいけない雰囲気もなく、時間になったらパソコンをシャットダウンし終えることができます。自分の予定に合わせて仕事量を調整して、合間に家事をすることもできます。

Q4.フリーランスのデメリットはなんですか。
A.分からないことが出てきても聞ける先輩や同僚がいないので、全部自分で解決しなければいけません。大きい仕事のときは頻繁に打ち合わせがあり、オフィスがないのでクライアントのところまで出向く手間があります。扶養内で働いていたときは自分で仕事量を管理し調整する必要がありました。

Q5.フリーランスとして今後の夢はなんですか。
A.子育てが一段落したらもっと仕事量を増やしたいです。仕事が好きなんです。
子ども用のプログラミング教室も開きたいと思っています。

デザイナーとして働くママ

Q1.産前産後の仕事の流れを教えて下さい。
A.産前まで広告編集の仕事をしていましたが、悪阻が酷かったため退職。子どもが11ヶ月の時に縁があって、家の近所の小さな企業で販促物を作る部署にデザイナーとしてバイトで入りました。子どもは保育園に入れなかったのでファミサポや親の助けで乗り切りました。幼稚園に入ったあと、仕事量を増やし責任も増して残業が増え段々きつく感じるようになりました。5年目に会社が移転して通勤時間がかかり、家事育児に限界を感じ家で出来る仕事だけをさせて欲しいとお願いしました。半年ほどのち、他の会社の仕事も受けるようになったので独立、フリーランスとして働くことになりました。

Q2.なぜ他の会社への就職でなくフリーランスを選んだのですか。
A.初めは限界を感じての在宅ワークでしたが、元の会社の仕事や紙面デザインだけでなく、色々な仕事もしてみたいと思ったからです。例えばクライアントからチラシ作成の依頼を受けた場合、その販促物で何をしたいのかも聞き取り、チラシ意外にもどのような媒体を作ればいいかアドバイスをします。それは紙だけでなくwebや人を繋げることもあります。色々な媒体のデザインをするようになりました。

Q3.フリーランスのメリットはなんですか。
A.自分の予定に合わせて柔軟に仕事をできることです。出社しないので通勤時間がないことも大きいです。子どものそばで働けるのでお迎え要請や、習い事の送迎にも対応できます。

Q4.フリーランスのデメリットはなんですか。

A.仕事を自分で取ってこなくてはいけません。計画を立てて仕事をしないといつでも仕事をしている状態になります。休みをしっかり取ることが課題です。個人事業主なので確定申告は毎年大変ですね。

Q5.フリーランスとして今後の夢はなんですか。
A.ママたちが自由に出入りできるオフィスを作りたいですね。色々な職業の人がいて、仕事ごとにチームを組んで仕事をこなす。人を繋げて調整することが好きなんです。

ママがフリーランスとして働くということ
一口に「フリーランス」と言っても、様々な働き方があることが分かりました。どのママも育児を優先するために働き方を選択していました。それでも自分のやりたいことを中心に、生き生きと働いていました。働き方の1つとして参考になりました。

(文・川里 富美)

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