
パルマ・カルチョに所属する日本代表GK鈴木彩艶のパフォーマンスに賛辞が送られている。16日、地元メディア『PARMA LIVE』が伝えている。
セリエA第25節が16日に行われ、パルマ・カルチョはローマと対戦。31分にジョヴァンニ・レオーニが一発退場となると、このファウルから得たFKをマティアス・スーレに決められ、先制点を許すと、最後まで得点を奪うことはできず。0-1で敗れ、リーグ戦4連敗となったほか、直近7試合未勝利(2分け5敗)となっている。
それでも、この試合にフル出場した鈴木は、51分に迎えたピンチの場面では至近距離のスーレのシュートを右手で弾くと、すぐに立ち上がり、こぼれ球を押し込んできたアナス・サラー・エディンのシュートにも反応。懸命に右手を伸ばすと、ライン上で止めることに成功し、このままボールはラインを割ることなく、ポストに当たって跳ね返ったところをキャッチする驚異的な反応を見せ、さらなる失点を防いでいた。
試合後、選手採点を発表した『PARMA LIVE』は黒星を喫したものの、鈴木にはチーム最高となる「7」点をつけ、次のようにパフォーマンスに賛辞を送った。
「彼はなんと素晴らしいセーブをしたんだ! ここ数試合の批判の後、今日私たちは彼に対してふさわしい称賛を与えなければならない。まず彼はスーレに対して素晴らしいセーブを見せ、そして一瞬のうちに立ち上がり、サラー・エディンのシュートを信じられないセーブをしてパルマを救った」
また、今冬にトゥウェンテからローマに完全移籍し、この試合がデビュー戦となったサラー・エディンは試合後、「後半にゴールを決められなかったのは残念だけど、人生であんなセーブは見たことがなかった」と決定機を防がれた鈴木のセービングを称えた。
【動画】GK鈴木彩艶が驚異的な反応で連続セーブ!