
今冬の移籍市場でミランに加入したメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが、新天地での意気込みを語った。4日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』がコメントを伝えている。
エールディヴィジで名を挙げた23歳のメキシコ代表ストライカーが、自身初の欧州5大リーグに挑戦する。母国の名門クルス・アスルの下部組織で育ったヒメネスは16歳でプロデビューを飾り、2022年夏にフェイエノールトへ完全移籍加入。オランダの地では約2年半で公式戦通算105試合に出場し、65ゴール14アシストをマークするなど、チームの“得点源”として活躍した。
複数のメガクラブからの関心が報じられていたなか、ヒメネスは今冬の移籍市場でミラン加入を決断。移籍金は推定3200万ユーロ(約51億円)と報じられ、新天地では元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ氏らがかつて背負った「7番」を継承する。
“新エース”として大きな期待が寄せられているヒメネスは「子供の頃はヨーロッパでプレーすることが夢の一つだった。そしてビッグクラブでプレーしたいと思うようになった。今はそれができるし、自分の足跡を残したいと思っている」と前置きしつつ、新天地ミランについて「僕にとってミランはオーダーメイドのスーツのようだ。情熱と強さ、勝利への渇望があり、僕はこれらの価値観に共感している。ここでプレーすることは夢だった。今の夢はこの歴史あるクラブで活躍することだ」と印象を語った。
自身が背負うことになる「7番」については「この数字には多くの意味があるが、シェバ(シェフチェンコ氏)の数字でもあり、これが僕にとって大きな動機になった」とコメント。その上で「具体的な数字は約束できないが、全力を尽くすということは約束できる。僕は個人主義よりもチームワークを信じているんだ」と新天地での意気込みを示した。
【動画】ヒメネスがフェイエノールトで挙げた65ゴール