4位発進に「そうなんですか?」 竹田麗央の“ふわふわとした”米デビュー戦

<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日◇30日◇レイクノナG&CC(米フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>

2アンダーが4位タイであることを伝えると「そうなんですか?」と竹田麗央は驚いた。「もっと下だと思っていました。半分の15位くらいかと。もうちょっと獲れた部分はあったけれど満足」と、米デビュー戦初日に充実感をのぞかせた。
1番からティオフした出だしは、ルーキーらしく「ちょっとふわふわした感じがあった」という。先に来たのはガードバンカーから寄せきれなかった3番のボギー。それでも、コース上ではいつも通りの表情を浮かべ、時折、笑顔も見せていた。

実測152ヤードの6番パー3では、「ピンのちょっと左を狙った。思い通りのショット」と6メートルにつけて初バーディ。ここで気持ちを落ち着かせると、9番、10番と短いバーティパットのチャンスを逃すも、11番パー5でピンに絡めてバーディを奪う。

最終18番でも残り130ヤードほどから1メートルにつけた。プレー中にも関わらずグリーン脇のDJが音楽をガンガンかけるアメリカンスタイルのなかでも、冷静にバーディパットを沈める。「すごい音楽で日本と全然違う。こういう雰囲気も新鮮で楽しい」と戸惑いながらも表情を和らげる。

78%(11/14)だったフェアウェイキープ率については「前半は曲がってしまったり、後半もフェアウェイに行っていても思ったフェードではなかった。きょうはドロー気味」と逆球に気持ち悪さも感じている。ここはあす以降の修正ポイントに挙げるが、重視するスタッツでもあるパーオン率は88%(16/18)と高水準。とりわけ、「ピンを狙っていけたショットも何個かあった。そのいい感覚はあしたもできるように」と、初投入だった新アイアン『スリクソンZXi』シリーズでのチャンスメークが目立った。

ちなみに、一緒にプレーしたセレブは、元メジャーリーグ投手のマーク・マルダー氏。「せっかくならと思って…」と慣れない英語で自ら話しかけてみるなど、大会の雰囲気も楽しんでいる。

トップは7アンダーと頭一つ抜け出したものの、4位という好位置で滑り出した。「自分にもチャンスはあると思うのでビッグスコアが出たらいいなと。あしたからも自分のプレーに集中して、バーディが取れるように頑張りたい」と意気込んだ。(文・笠井あかり)

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