シニアになったら「テークバックをインに上げてはダメ」 ジャンボ尾崎にも一目置かれた79歳のプロが教える30ヤードの極意

伊能一郎はジャンボ尾崎からも一目置かれたプロ。ジュニア時代の丸山茂樹や川岸良兼を指導した経歴があり、79歳になった現在も週5でレッスンを行う。今回はシニア世代が真似するだけで上手くなる熟練の技を教えてもらった。
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ゴルフ歴が長くなると短い距離のアプローチを打つときでもクセが強くなります。一番多いのはバックスイングを極端にインサイドに引くタイプ。

若い頃は体も俊敏に動きますし、フィーリングも出せるので、インサイドに引いてフェースが開いてもスクエアにインパクトできたのでしょう。でも、シニアになってインサイドに引くとヘッドが消えた感覚になる。トップの時点でフェースの向きを感じられず、開いたままのインパクトになりやすい。

シニアゴルファーが30ヤード以内のアプローチを打つときは、とにかくシンプルに振ることが大切です。腕は体の正面でタテ方向に動かすだけ。体はヨコ方向に回します。その2つの動きをミックスして打てば体の幅から腕が外れず、バックスイングの軌道はほぼストレートです。

ヘッドが視界に入る範囲で動かせるとコントロールしやすい。インサイドに引くとヘッドが体の後ろに行くので操作しにくくなります。
■伊能一郎
いのう・いちろう/1945年生まれ。24歳で美里ゴルフセンターを開業。25歳からゴルフを始めて35歳でプロテスト合格。レギュラーツアー、シニアツアーに参戦。孫・金田直之もプロゴルファー。

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