
ビジャレアルは、インテルに所属するMFタジョン・ブキャナンの獲得に迫っているようだ。27日、スペイン紙『アス』や『マルカ』が報じている。
2023年11月に帰ってきたマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の下で、今シーズンのラ・リーガにおいて、第21節終了時点で9勝7分5敗の5位につけるビジャレアル。開幕5試合無敗と好スタートを切って以降、お馴染みの『4-4-2』をベースとした戦い方で、常に上位を死守してきた。その一方で、右サイドの切り札だった“新星”MFイリアス・アコマシュが、昨年11月に右膝前十字じん帯完全断裂および内側外側じん帯捻挫の重傷により、長期離脱を余儀なくされている。
そんなビジャレアルは、イリアスの穴を埋める存在として、ブキャナンの獲得に迫っているようだ。『アス』によると、クラブ上層部は、マルセリーノ監督が率いるチームのサイド攻撃を強化するために同選手を選び、買取オプション付帯のレンタル加入で合意に至ったことを明らかにした。
また、交渉成功のカギとなったのは、選手本人が抱いていた“ラ・リーガで自分を試してみたい”という野心だった模様。『マルカ』が指摘したところでは、ブキャナンに対して、モンツァやトリノ、フィオレンティーナやアヤックスなどの複数クラブが獲得に動いていたとのこと。そうした中でも、同選手にとって、イエローサブマリンの一員となる選択肢は魅力的だったと併せて伝えている。
昨冬に加入したインテルではプレータイムが限られており、今シーズンはここまで公式戦7試合の出場にとどまっているブキャナン。カナダ代表の主力としてカタールW杯にも出場した25歳のサイドアタッカーは、ラ・リーガを代表する指揮官の下で、どのようなプレーを見せるのだろうか。