大相撲 平成29年十一月場所 TOP

絶好調北の富士さんのラジオ解説　with 太田雅英アナウンサー　11月18日（九州場所七日目）

幕内に入り39歳の安美錦が立ち合いに頭からゴツンと当たる元気の良さで今日も勝って6勝1敗。
（北の富士さん）
いやぁ頭から当たる年齢じゃないよね？もう。　それにしても、安美錦は相撲が好きなんだねえ。好きで好きでたまらない感じだね。

（太田アナ）
中には気が乗らないっていうか、そういう時があるもんですか？

（北の富士さん）
そりゃぁありますよ。みんな　ありますよ。

（太田アナ）
北の富士さんもありましたか？

（北の富士さん）
あった、あった、先輩とか親方にね『お前な、そんな嫌嫌そうな顔して稽古してんじゃないよ』ってよぉく言われました。

（太田アナ）
あれだけ活躍した北の富士さんでもそういう気の乗らない時がありましたか

（北の富士さん）
そうよ、じゃああんた、楽しく毎日やってる？仕事を？

（太田アナ）
あのぉ、はい、楽しく、・・・はい、毎日、やらせて・・そのぉ

（北の富士さん）
ほんとお？　　＜と、意地悪そうな訊き方をしました＞

（太田アナ）
あっ、ここで、土俵上の両者が時間いっぱいになりまして・・・はい・・・

と、太田アナウンサーがなんとか逃げ切りました。

千代大龍と貴景勝の一番となり、両者激しい当たり、さらに二度三度と当たった後、最後は千代大龍が土俵に這いました。貴景勝の勝ち。
（太田アナ）
両者激しい当たりあいが二度、三度、強い当たりに私、ちょっと興奮しました。

（北の富士さん）
初っきりみたいだったね

（太田アナ）
・・・そうでした・・か？　私は興奮してしまいましたが、北の富士さんの見方は違ったようです。
（太田アナも北の富士さんも）
・・・　　・・・

するとシーンとしてしまった場の雰囲気を変えようとしたのか北の富士さんが沈黙を破った。

（北の富士さん）
そりゃぁ、貴景勝が勝つでしょう、稽古の量が違いますよ、二人のね。稽古の質も違うし。
稽古の内容を見てれば貴景勝が負けるわけないでしょう。

（太田アナ）
貴景勝はよく稽古すると聴いてましたが、千代大龍とそんなに違いますか？

（北の富士さん）
そうなんですよ、無類の稽古好きと無類の稽古嫌いという二人ですから。

（太田アナ）
・・・

→　隠岐の海を超える稽古嫌いがいたとは・・・

大関戦
豪栄道と松鳳山の対戦で、我慢がきかずに引いてしまった豪栄道が二敗目を喫すると
（北の富士さん）
やっぱり舞の海が言うのはあてにならんね。

（太田アナ）
はぁ、たしかに、初日のテレビで、『場所前の稽古で豪栄道が絶好調』と向う正面席で言い切る舞の海さんに対して、そう仰ってましたね。

（北の富士さん）
ははは

→　実際、初日のテレビ放送で
『休場明けや怪我人が多くて、今場所はどうなるかわからんが、ひとつだけはっきり言えるのは、舞の海が言うのはまずあてにならんということ。　豪栄道ですか？見ててみましょうか？』
と北の富士さんは言っていましたね。

（北の富士さん）

白鵬が無難に全勝を守った後の結びの一番。番組中に、『左差しにこだわらずに、右上手をまず取ってそれを活かして攻めるようにしないと・・・』と北の富士さんが仰ってましたが、
まさにその懸念の通りの展開で、こだわる左差しを北勝富士におっつけられ絞られ続け、負けてしまいました。これで３敗。
（太田アナ）
北の富士さんの孫弟子にあたります北勝富士が横綱稀勢の里に初挑戦で攻めきって勝ちました。
いかがですか？

（北の富士さん）
ちょっと勝ち過ぎですね、いやぁ今場所は相撲がよくなりましたね。
先場所は、まだまだ、まわしを欲しがっている素振りがありましたね。
今場所は突き押しに徹しています。

太田アナ
まわしをつかんではいけないということですね

（北の富士さん）
そう、魚屋の猫ですからね

・・・出ました、必殺、「魚屋の猫」発言。
　魚屋さんに飼われている猫は、店先の魚を取って食べたくて食べたくてしょうがないんだけど食べちゃいけないという比喩で、先場所秋場所でも使っていた北の富士さんの得意なフレーズで、鮭じゃないんだから・・・に次ぐヒット作です。

貴ノ岩は被害者　　いつ脳が破裂するか恐怖を抱えて生きていかなければならない。　恐らく実兄から民事裁判
日馬富士は加害者　有罪　　泥酔していて覚えないはずのことを聴取で断言したとすれば、虚偽申告も重なる
白鵬は傍観者→　　有罪　　体を張って止められたはずなのに何もしなかった未必の故意　後になって自分がとめたと虚偽発言
　　ただし、白鵬が黒幕とは思いたくない、黒幕ではないことを祈っている。　事実隠蔽首謀の罪の可能性があるのが怖い
鶴竜は傍観者→　　有罪　　体を張って止められたはずなのに何もしなかった未必の故意
照ノ富士は　→　　推定無罪　遅れて止めに入ったが、加害者の剣幕に尻尾を巻いた　三下。

相撲界の為にも、ファンの為にも、迅速に解決してほしいです。憶測だらけなので…
はやわざ御免は解説付きでないと？？の部分がありますよね。貴乃花親方のファツションが格好いい？？本当にそう思っているのかな(笑)
何だかはやわざ御免まで、疑心暗鬼になってきます。

貴ノ岩に賜杯阻まれ 日馬富士暴行事件の裏に白鵬“黒幕説”11/18(土) 9:26日刊ゲンダイ

　真相が明らかになるどころか、日を追うごとにグチャグチャになってきた。大相撲・横綱日馬富士の貴ノ岩に対する暴行事件。当初は日馬富士がビール瓶などで一方的に貴ノ岩をぶん殴っていたと報じられていたが、現場に居合わせた横綱・白鵬がマスコミに対して「ビール瓶では殴ってはおりません」と報道を否定するコメントを出したのだ。こうなると、もはや何が真実なのか、誰が何のために「嘘」を言っているのか分からない。
　１６日の取組で、全敗中の格下・栃煌山に対して時間前に立つなど終始落ち着きがなかった白鵬。同じモンゴル出身の力士が「廃業」のピンチに立たされているとはいえ、あきらかに不自然な動きだった。こうした動きを見た相撲担当のスポーツ紙記者の間でささやかれているのは「白鵬黒幕」説だ。　スポーツ紙記者が「原因」とみているのが今年の初場所。１月２４日の「白鵬ＶＳ貴ノ岩」の取組だ。１１勝２敗の白鵬が負けると、１３勝１敗だった大関・稀勢の里の初優勝が決まる大一番で、結果は左肩を突き出してぶつかった貴ノ岩が右四つを取ると一気に寄り切り。わずか１０秒ほどで勝った。たくさんの座布団が飛び交う中、テレビに映った白鵬の表情は同じモンゴル人力士に優勝を阻まれた悔しさが漂っていた。　　「モンゴル人力士同士の対戦では、相手の置かれた状況を多少は考えるものです。当然、白鵬もそれを期待していたフシがある。ところが、この取組の貴ノ岩は容赦なく、全力で突っ込んできたため、横綱は面食らったと思いますよ。明らかに意表を突かれたような負け方でしたね」（大相撲関係者）
貴ノ岩の師匠で、元横綱の貴乃花親方は現役時代、八百長ナシのガチンコ勝負で鳴らした力士として知られる。今もその方針を徹底。親方に忠実な貴ノ岩は“同郷のよしみ”など関係ないのだろう。実際、入門から先場所までの全モンゴル人力士との対戦成績は５２勝６０敗とほぼ五分五分。“鉄の団結”を築いてきたモンゴル人力士にとっては、貴ノ岩が疎ましがられていたことは容易に想像がつく。「少なくとも白鵬は面白くないと思っていたでしょうね。１月場所で稀勢の里が優勝した結果、１４年間途絶えていた日本出身横綱の誕生を許したわけですから」（前出の大相撲関係者）
全方向に毒をまくニッカンゲンダイらしい記事だね。貴乃花親方が理事長選挙に今回の暴行事件を利用しようとしていると一昨日書いていたが、今度は、白鵬黒幕説！　呆れてものが言えない。この際、この新聞は廃刊にしてもらいたい。
Ｋ２

はやわざ11/18
「北の富士勝昭の　はやわざ御免」
千代大龍の激しい突っ張りもはたきを警戒するあまり、すっかり自分の相撲を見失った豪栄道。
ついに１敗となる。初日から快調に飛ばしてきていたが、【持ち前の臆病風に吹かれた】かのような相撲を取ってしまった。千代大龍の突いてはたく常套手段を百も知っていながら、まんまとその手に乗ってしまったのは情けない。
　恐れず、常に前に出て行けば、負ける相手ではなかった。先場所も大事なところで崩れてしまったが、【顔に似合わず案外気が小さい】のだろうか。それでもまだ１敗だ。何とか白鵬を追って欲しい力士だ。
　気が小さいといえば、高安も負けず劣らずノミの心臓だ。貴景勝の猛烈な突き押しに防戦一方。立ち腰になったところを一気に押されて、前日に続いて２連敗、優勝どころか、勝ち越しを心配したほうがいい。まず、腰高を直さなければ、話にならない。
　稀勢の里は一見すると快勝に見えるが、高安同様に腰高で、【危険がいっぱいである。アランドロンの映画の題名みたいだが】、相手が不調の栃煌山だから勝てたようなものだ。もっと腰を下ろして取らないと、いつ負けてもおかしくない。脚が揃って、もし横に動かれたら、ついていけないだろう。早く気づいて欲しい。そこへ行くと、白鵬は申し分なし。それどころか、段々と良くなっている。・・・中略・・・私は二日目には、白鵬の優勝は決まりと書いたが、いっそう自信を深めることになった。
　追走しなければいけない大関陣の化けの皮が剥れてきては、白鵬の独走は止まらない。それでも御嶽海や阿武咲、北勝富士ら若手との対戦が残っているので、楽しみはまだある。
　それにしても、日馬富士の件だが、沈静化するどころか、ますます凄いことになってきた。今、ニュースで新しいことがわかったようだ。どうやら、貴ノ岩の怪我はさほどの重傷ではなさそうだ。頭部の骨折もなさそうだ。貴乃花親方の提出した診断書が怪しくなってきたようだ。真相解明が待たれる。
　ところで、貴乃花親方のファッションが格好良い。紺のスリーピースに長いカシミヤのマフラーを風になびかせ、レイバンのサングラス。今時、【マッカーサー元帥じゃあるまいし】、レイバンはないだろう。腰には何故かポーチを提げていた。そして胸を張って歩こうだ。
　かわいい弟子の仇を討つ正義の味方を見事に演じている。旧態依然の協会改革に、敢然と立ち向かう貴乃花親方。実に素晴らしい。という具合に私は今回の事件を楽しむことにした。
　よく考えると、私はすでに協会の人間ではない。一人の好角家としてじっくりと協会と貴乃花親方の対決を拝見しようと決めた。毎日、テレビや新聞を見るたびに体調が悪くなる。実にばかばかしい。せっかくこの前の病気が助かったのに、こんなつまらんことで死んでたまるものか!?。　【火事とケンカは大きいほど面白い。】高みの見物である。どっちも頑張れ、俺もこうなったら、やけくそである。
おしまい。

→　北の富士さん、【　】部分の表現に、ちょっと一言、ここは、言わせて戴きます。
・持ち前の臆病風・・・って、面白い表現だけど、得意技じゃあるまいし、若干の違和感を感じました。
・顔に似合わず案外気が小さい・・・って、ふてぶてしい顔と思っていましたか？まあ、そうかもしれませんが、家族も聴いてます。
・危険がいっぱい、アランドロンの映画の題名・・・って、こりゃ古い！60年近く前だし、それ何？って知らない読者のほうが、圧倒的に多いご時勢ですよ。
・マッカーサー元帥じゃあるまいし・・・って、これまた古い、もっと古い！マッカーサーがレイバンのグラスをかけて降り立ったのは70年以上前です。まあ、映像で知っている人もいるでしょうが、せめて渡哲也さんかマイケルジャクソンさんにして欲しかった。
・火事とケンカは大きいほど面白い・・・は、江戸時代から言われていた言葉でしょうが、昨年末の糸魚川で、とか、他にも火事で被災した方々もいらっしゃるので、火事が面白いという表現は避けて欲しかった。
・・・貴ノ岩がそんなに重傷でなさそうということで安心されてちょっと気が緩んでの発言かもしれませんけど。　

今日の北の富士さんのＮＨＫ大相撲ラジオ解説、楽しみにしています。

ＫＯＮ