主将ラウタロが豪快ミドルで2戦連発! インテル、エンポリに3発快勝でリーグ15戦無敗に

 セリエA第21節が19日に行われ、インテルとエンポリが対戦した。

 連覇を目指すインテルはここまで19試合を消化し、13勝5分1敗の暫定2位に位置。2試合消化の多いナポリとの勝ち点差は暫定で「6」となっている。前節はリードを生かせず、ボローニャと2-2のドロー決着。リーグ戦7連勝を逃したものの、昨年9 月に行われた第5節ミラン戦以降、14戦無敗を維持している。2試合ぶりの白星を目指す今節は、直近5試合勝利のない暫定14位エンポリをホームに迎える。

 序盤はインテルがボール保持率を高め、エンポリを押し込む展開が続く。14分には右サイドの深い位置でFKを獲得すると、フェデリコ・ディマルコが左足で上げたクロスにラウタロ・マルティネスが倒れ込みながら合わせたが、至近距離からのシュートはGKデビス・バスケスが好セーブ。25分にはクリスティアン・アスラニからの柔らかい浮き玉パスを受けてラウタロが反転から右足を振り抜いたが、シュートは惜しくも右ポストを叩いた。

 その後もインテルは最前列のラウタロとメフディ・タレミにボールを集めつつチャンスをうかがうが、エンポリも最終局面で体を張った対応を続け、決定的なシュートは打たせない。37分には右CKのこぼれ球をニコロ・バレッラがダイレクトで狙ったが枠を捉えられず。その後もエンポリを押し込み続けるインテルだったが、得点は奪えず、スコアレスで前半を終えた。

 後半もインテルがボールを動かしながらチャンスをうかがう展開が続く。迎えた55分、バレッラの横パスを受けたラウタロがボックス手前中央から右足を振り抜くと、強烈な一撃がゴール右上隅に突き刺さり、先制に成功した。なお、ラウタロは今シーズン初のリーグ戦2試合連続ゴールとなっている。

 先制に成功したインテルは、素早い攻守の切り替えと強度のプレスで優位性を保ち、エンポリに目立ったチャンスを作らせず。敵陣内でゆったりとボールを保持しながら、時計の針を進めていく。すると79分、アスラニの右CKにデンゼル・ダンフリースが打点の高いヘディングで合わせ、ワンバウンドしたシュートがネットを揺らした。対するエンポリは79分、古巣対戦のセバスティアーノ・エスポージトが得点を奪い、1点差に詰め寄る。

 それでもインテルは89分にカウンターから追加点。相手DFラインの背後へ走り込んだバレッラからマルコ・アルナウトヴィッチへと繋ぎ、最後はマルクス・テュラムが押し込み、再び2点差とした。試合はこのまま3-1で終了し、インテルがリーグ戦2試合ぶりの白星を手にした。次節、インテルは26日にアウェイでレッチェと、エンポリは25日にホームでボローニャと対戦する。

【スコア】
インテル 3-1 エンポリ

【得点者】
1-0 55分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
2-0 79分 デンゼル・ダンフリース(インテル)
2-1 83分 セバスティアーノ・エスポージト(エンポリ)
3-1 88分 マルクス・テュラム(インテル)

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