J1昇格チームの“主将”はなぜ今季もJ2に? ガブリエウ、大宮移籍の決め手は「プロジェクトが魅力的」

 RB大宮アルディージャは9日、キックオフイベント(新体制発表会見)を行った。横浜FCから完全移籍で加入したDFガブリエウは「一緒にやった選手とも話して、大宮がどういうチームか聞きました。その中でチームプランが合っていると感じました。いい話ばかりでしたし、初日からいい選手・スタッフと仕事ができると感じたので、間違いなく目標に届くと思う」と移籍の理由について述べた。

 昨季は横浜FCで3バックの一角を担い、リーグ戦25試合3得点を記録。チームのキャプテンを務め、J1昇格の原動力となった。チームが今季J1を戦う中、その中心選手がJ2に“個人残留”することは異例とも言える。ガブリエウの心を動かしたのは、レッドブル新体制で今季J2を戦う大宮の「プロジェクトが魅力的だった」こと。将来的な“ビッグクラブ化”を実現すべく、今季大宮でプレーすることを決めた。「一日一日、自分たちが勝者になるために突き詰めることができる。そういった選手たちが揃っていると思う」と語った。

「自分はまだ大宮に来たばかりで、クラブを知っていくプロセス」と今季のキャプテン就任には消極的だが「誰がキャプテンでも、一人ひとりが責任感を持って打ち込むことが大切です。周りの選手と話しながら、どうすべきなのかを日々やっていくこと。キャプテンマークを巻く責任はありますが、その選手一人ではなく全員が責任感を持って仕事に取り組むことが大切」と説いた。

 J1昇格の味を知るブラジル出身の闘将は「大宮は間違いなく大きなクラブになります」と確信を持っている。「レッドブルが加わり、J1に上がって国内外のタイトルを取れるようにしたい」と力を込めた。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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