町田の原靖FD、谷晃生&オ・セフン完全移籍移行の舞台裏を明かす「同じJ1のチームに移籍するのは困ると…」

 FC町田ゼルビアは8日、キックオフミーティング(新体制発表会見)を行った。イベント終了後、原靖フットボールダイレクターが今季ここまでの移籍市場を振り返った。

 今オフはGK守田達弥(←柏レイソル)、DF中村帆高(←FC東京)、DF菊池流帆(←ヴィッセル神戸)、DF岡村大八(←北海道コンサドーレ札幌)、MF前寛之(←アビスパ福岡)、FW西村拓真(←横浜F・マリノス)といったJリーグでの実績十分の実力者たちを獲得。またGKカウン・ゼン・マラ(←産業能率大)、MF真也加チュイ大夢(←町田ユース)、MFチャ・ジェフン(←中京高)、FW桑山侃士(←東海大)と4名の新卒選手を迎えた。

 原フットボールダイレクターは「チームの好成績クラブの文化が認知され、非常に多くの選手に関心を持っていただけました。それと同時に、これまで以上の質を求める場合は、多くのライバルクラブと競合することになります。取りづらいということではないですが(ライバルクラブと)競合するフェーズに入った。一昨季、昨季と比べると、そういった印象があります」とクラブとしての成長を実感しつつ、点数を付けるなら「80~85点くらい」とここまでを総括した。

 また今オフの町田にとって大きなトピックスとなったのが、期限付き移籍でプレーしていた選手たちの完全移籍移行だ。GK谷晃生はガンバ大阪からの期限付きで37試合に出場。昨季最少失点のチームを支えた。8得点を決めた長身FWのオ・セフン、昨夏加入で瞬く間にフィットしたMF白崎凌兵は、いずれも清水エスパルスからの期限付き移籍だった。今オフには3選手の完全移籍移行に成功している。

 谷については「ガンバさんとは昨季の時点で完全移籍という話はできていた」と手応えがあった一方、「困難を極めた」というのがオ・セフンだ。「清水さんもJ1に昇格して、同じJ1のチームに移籍するのは困ると。またセフン選手がJ1でしっかりとプレーができたという実績もあり、韓国代表にも入った。彼も欧州でプレーするという夢がある中、うちを選んでくれました。清水さんとも彼のキャリアを考えた時に『プレーし続けられるチームで』ということで最終的には話し合いで合意できました。ただ、ちょっと買い取りは難しいなと思いました」と交渉の舞台裏を明かしてくれた。

externallink関連リンク

●J1初年度で3位、町田が新体制発表で“タイトル獲得”宣言! 黒田剛監督「一緒に大きな夢を見ていきたい」●「青森山田高校から来ました」新加入の菊池流帆が“マイクパフォーマンス”で町田サポのハートを鷲掴み●町田新加入選手のトークセッションで珍回答続出? 西村拓真、新天地での呼び名は「ニシムラでお願いします」●町田、韓国代表FWオ・セフンが清水から完全移籍加入「さらなる発展に貢献していきたい」●J1リーグ移籍情報一覧|クラブ別確定【1月8日更新】
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)