浦和、MF柴戸海が町田への期限付き移籍から復帰「1年間、外の世界へ出て得てきたものは大きい」

 浦和レッズは28日、FC町田ゼルビアに期限付き移籍していたMF柴戸海が復帰することを発表した。

 現在29歳の柴戸は、2018年に明治大学から浦和に入団。2022年からは背番号「22」を背負い、浦和ではこれまで公式戦通算175試合に出場している。

 しかし、2023シーズンは出場機会を減らし、2024シーズンはJ1リーグ昇格組の町田に期限付き移籍。開幕からレギュラーとしてチームの快進撃を支えていたが、夏に左ひざ軟骨損傷で手術を受けて以降は欠場した。

 柴戸は復帰に際し、浦和のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメント。来季への意気込みを示した。

「再び浦和レッズのユニフォームを着てプレーできる機会をいただき、感謝します」

「1年前、出場機会を求めてFC町田ゼルビアへの期限付き移籍を決断しました。この期限付き移籍は、苦悩の選択でした。なぜなら、22番の背番号に変更し覚悟を持って闘うと決めた自分、認めてくれたクラブ、期待してくれたファン・サポーター、そして阿部勇樹さんを裏切ることになってしまうのではないかと考えていたからです」

「でもそんなときに、阿部さんから背番号をいただいたときにかけてもらった『海らしく頑張れ』という言葉を思い出しました。その言葉のおかげで心が軽くなったのを今でも覚えています」

「またこの背番号を付けて浦和レッズの選手として闘い、チームの勝利により貢献していくためには、何をすべきなのかを考え続けていました。1年間、外の世界へ出て得てきたものは大きいと思います。来シーズンは、22番に変更したとき以上の覚悟を持って闘いたいと思います」

「まずは怪我をしっかり治して、1日でも早く埼玉スタジアムで再会できるのを楽しみにしています。よろしくお願いします!」

 また、柴戸は町田のクラブ公式サイトを通じてもコメントし、同クラブへの感謝を綴った。

「今シーズン、FC町田ゼルビアの一員として皆さまと共に戦えたことを嬉しく思います。また、私のサッカー人生の中でかけがえのない時間になりました」

「シーズン途中に怪我をしてしまい、最後までチームに貢献できず申し訳ありません。J1初挑戦で不安や期待が入り混じった中で、チームとしても個人としても大きく成長できた1年間だったと思います。結果は3位とACL出場権の獲得という当初の目標は達成できましたが、途中まで首位であったこと、最後の最後まで優勝の可能性があったことを考えれば、悔やまれる結果になったと思います。それでもクラブ、ファン・サポーターの皆さまが一丸となって戦い得たこの結果は誇れるものだと思います」

「来シーズンは対戦相手として戦うことになりますが、再会できるのを楽しみにしています。来シーズンもJリーグを盛り上げていきましょう。1年間ありがとうございました」

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