JGAナショナルチーム慰労会が都内で開催 中野麟太朗が今季を総括「ゴルフを見つめ直す一年」

19日、日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチーム慰労会が都内で行われた。アマチュアの日本代表ともいえるナショナルチームの今年の輝かしい成績を振り返り、今季の代表選手らを送り出した。
2024年度のナショナルチームメンバーに選出されていたのは女子8人、男子7人。今年の日本アマで2位の山下勝将(近大4年)、21年の「アジア太平洋女子アマチュア選手権」を制した橋本美月(東北福祉大4年)がそれぞれ代表として、ナショナルチームで過ごした日々を語った。

「ナショナルチームの一員として海外遠征や試合を経験する中で得られる学びは非常に多くあり、競技を通じて異なる文化や価値観を深く理解する機会が生まれました。語学力やコミュニケーション能力も向上しました」と山下。ナショナルチームの一員として駆け抜けたこの今年はゴルフだけでなく、人として成長した一年でと振り返った。

22年からナショナルチーム入りしている橋本は、「3年間、日本トップレベルの選手が集まるこのチームでみんなと切磋琢磨をして、学んだことは今後の人生で最大限に発揮して進化をし続けられるよう夢に向かって頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。

昨年の日本アマを制した中野麟太朗(早大3年)も今季を総括。中野はレギュラーツアー開幕戦時に「アジアパシフィックアマチュア選手権で優勝すること、2つ目は日本のレギュラーツアーでアマとして勝つこと、大学の団体戦で優勝すること」と3つの目標を掲げていた。“団体戦”優勝を果たしたが目標達成は1つに留まった。それでも「結果的に達成できたのは1つでしたが、失敗を成功に繋げるためにどうとらえるか。その考え方を身に着ける一年だった」と前向きだ。

ナショナルチームの一員として過ごした今季は、様々な学びを吸収。「自分のゴルフの旅を見つめ直すというか、新たに想像ができるような、そんな一年」と振り返った。さらに、「英語が伸びました」と海外遠征も多く、海外の人と接する機会も多かったことで語学力も向上。「『早稲田に行っているのにしゃべれないのかよ』と言われたら恥ずかしいので」と“中野節”も炸裂。これからは、語学力にも本腰を入れるつもりだ。

来季に向けては、「結果を出したい。焦らず自分がやっていくことの積み重ねが一歩づつ進んできた結果が必ずついてくる。そんな一年に絶対にしたい」と力を込めた。

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