
【モデルプレス=2024/12/19】日向坂46が宮崎県宮崎市で開催した「ひなたフェス2024」(9月7日・8日に実施)について、九州全体における経済波及効果が43.3億円であることがわかった。12月19日、公益財団法人九州経済調査協会が記者発表にて報告した。
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◆日向坂46「ひなたフェス」経済効果は43.4億円
同協会によると「ひなたフェス2024」の九州における経済波及効果(総合効果)は43.3億円で、県別では宮崎県が32.7億円(76%) 、宮崎県以外が10.6億円(24%)と広域に効果が波及。地域別の観光消費額は、開催地の宮崎市が約6割で、約3割が県内各市町村、約1割が県外という結果となった。
また、同イベントは過去のイベントと比較して、圧倒的に遠方(20km会場から離れた場所からの来場者のうち、76%が300km以上)からの来場が多いという特徴があったという。宿泊日数では「2泊」が最も多く3割強、4泊以上も1割強を占めた。
さらに各市町村とのコラボ企画等により、多くのおひさま(※日向坂46のファン)が宮崎県内の各市町村を訪問。「ひなたフェス」の前後で宮崎県・九州各地を周遊していることが明らかとなり、周遊先として日向市をはじめ、日向坂46と縁のある観光地を中心に広域で周遊行動が見られた。
◆「ひなたフェス」地域への愛着・貢献意識・行動にも繋がる
同協会は「ひなたフェス2024」の経済効果や来訪の状況、広域的な人流(観光周遊)の実態を把握し、「経済効果にとどまらない、共感の輪を広げ繋がり合う『エンタメ×地域』による新たな価値共創のあり方を提示した」と今後の可能性についても言及。調査研究部研究員の秋野隆士氏は「共感の広まりにより、地域・メンバー・おひさま・運営が一体となって創るフェスになった。地域一体となったおもてなしが、おひさまの地域への愛着や貢献意識・行動(寄付・応援消費など)にも繋がった」と総括した。
なお、同分析は来場者アンケートと、観光人流分析プラットフォーム「おでかけウォッチャー」に基づいたもの。(modelpress編集部)
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