「彼の名前はタブーのようだ」 ラージョとハメスの関係に不穏? レアル戦では新天地デビュー後初のベンチ外に

 ラージョ・バジェカーノとMFハメス・ロドリゲスの関係において、不穏な空気が流れているようだ。16日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 今夏の移籍市場で、クラブ創設100周年の“目玉補強”としてハメス・ロドリゲスを獲得したラージョ・バジェカーノ。直前に行われたコパ・アメリカ2024でコロンビア代表を準優勝に導き、個人としても大会MVPを受賞するなど、4年ぶりの復帰となったラ・リーガでの活躍も期待されていた。が、第5節オサスナ戦で87分に投入され、初出場を果たした後も、プレータイムは一向に伸びず。ここまでリーグ戦は6試合の出場にとどまっており、スタメン出場したのはわずか1試合。16日の第17節レアル・マドリード戦では、新天地デビュー後初のベンチ外となっていた。

 そんな中で、「バジェカス周辺の誰に聞いても、ハメス・ロドリゲスの名前はタブーのようだ」と表現するのは、スペイン紙『マルカ』だ。同紙は、ハメスがレアル・マドリード戦でベンチからも外れたことについて、「誰にとっても驚きだった」としつつも、試合前最後のトレーニングでの負傷による影響が予想されていたと指摘。チームを率いるイニゴ・ペレス監督が、同試合後に「彼の重要性も当然分かっているからこそ、この論争を理解している。私が答えられる問題ではないし、皆さんに話せないのは酷なことだと思う」と語っていたことで、コンディション不良を原因とする見方が強かったと振り返っている。

 しかしながら、『マルカ』のインタビューに応えたハメス本人が、「コンディションが悪ければプレーできない。だから、体調管理には気をつけているつもり。いつプレーしても大丈夫なように、しっかりとトレーニングすることを心がけている」とした上で、「フットボールにおいても、それぞれの好みがあるんだ。その中で、確固たるスタイルを持っている監督がいて、それに適応しないということもあるかもしれない。もちろん、それは尊重されるべきことだけどね」と告白。この発言により、ベンチ外となった真意が分からない、と同紙は伝えている。

 なお、ハメスが口にした内容に関して、クラブ側は寝耳に水だったようで、上層部は心地よく思っていないとのこと。18日に控える第12節(延期分)ビジャレアル戦でのベンチ入りの行方が注目を集めているが、今冬のクラブ退団が現実味を帯びてくるかもしれない。

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