1点が遠かったバルサ、レガネスに敗れラ・リーガ直近6戦で3敗目…アトレティコに勝ち点で並ばれる

 ラ・リーガ第17節が15日に行われ、バルセロナとレガネスが対戦した。

 ハンジ・フリック監督を迎え入れてシーズンをスタートさせたバルセロナは、ラ・リーガ開幕7連勝を飾るなど絶好のスタートを切ったが、直近5試合は1勝2分2敗と足踏みが続いている。首位の座を守ってはいるものの、気がつけば1つ消化試合数が少ないレアル・マドリードに勝ち点差を詰められており、再び勢いを取り戻したいところだ。

 チャンピオンズリーグ(CL)では5連勝を飾っており、11日に行われたドルトムント戦も3-2で撃ち合いを制したことから、欧州の勢いを国内にも持ち込みたい一戦。そんな今節は、現在3勝6分7敗の勝ち点「15」で降格圏より順位が1つ上の17位につけるレガネスをホームに迎える。

 試合はキックオフ直後の4分に動く。レガネスは敵陣左サイドでロングボールを収めると、オスカル・ロドリゲスがコンパクトな振りからのキックでサイドを変える。このボールで抜け出したムニル・エル・ハダディが決定機を迎えるも、左足で狙ったシュートはGKイニャキ・ペーニャに阻まれる。

 それでも、このプレーでレガネスは右コーナーキックを獲得すると、O・ロドリゲスの右足でのキックに対して、ボックス中央でフリーになっていたセルヒオ・ゴンサレスが強烈なヘディングシュートを叩き込む。レガネスが幸先良く先手を取った。

 バルセロナとしては、直近の数試合で入りのパフォーマンスが良くない部分は、フリック監督も改善を要求していたものの、再び入りの悪さを見せる形となってしまう。それでも、バルセロナは即座に反撃をスタートし、10分にはビッグチャンスを構築。アレハンドロ・バルデが左サイドを縦に破り、クロスボールを送ると、ニアサイドで弾かれたこぼれ球にハフィーニャが反応。縦へ持ち出して中央へ折り返すと、最後はロベルト・レヴァンドフスキが合わせたが、GKマルコ・ドミトロヴィッチに阻まれる。

 その後もラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、そしてダニ・オルモらがゴールを脅かすも、GKドミトロヴィッチの守るゴールをこじ開けることはできない。33分にはマルク・カサドとのワンツーでバルデが左サイドを破り、マイナスへの折り返しに対して、遅れて入ってきたハフィーニャが左足ダイレクトで合わせたが、シュートはGKドミトロヴィッチが触ってクロスバーに直撃。今度はこぼれ球を拾ったところから、右サイドを突破したジュール・クンデの折り返しにD・オルモが頭で合わせるも、ヘディングシュートは枠を外れた。

 前半はこのままレガネスの1点リードで終了。後半に入っても、バルセロナは怒涛の攻撃を続け、序盤の時間帯にはクンデやレヴァンドフスキらがフィニッシュまで持ち込むシーンを作る。1点が遠いバルセロナは、66分に2枚の交替カードを切る。フェルミン・ロペス、そして直近の公式戦3試合で4ゴールと好調のフェラン・トーレスを送り出し、打開を試みる。

 75分にはガビとパウ・クバルシ、80分にはパウ・ビクトルを投入し、ややオープンな展開となっても前への姿勢を強めたバルセロナだったが、最後まで1点が遠く、試合はタイムアップを迎えた。

 この結果、バルセロナはラ・リーガ直近6試合で1勝2分3敗に。直前に試合を終え、1試合消化が少ないアトレティコ・マドリードに勝ち点で並ばれた。一方のレガネスは、ラ・リーガ4試合ぶり白星を飾っただけでなく、アウェイでのバルセロナ戦で初白星を掴んだ。

 次節、バルセロナは21日にアトレティコ・マドリードと、レガネスは22日にビジャレアルと、ともにホームで対戦する。

【スコア】
バルセロナ 0-1 レガネス

【得点者】
0-1 4分 セルヒオ・ゴンサレス(レガネス)

【ゴール動画】セットプレーの1点でレガネスがバルサ撃破

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