「ぼーっとする」寒さから気温も順位も上昇 吉田優利は“最低限”の『66』

<LPGA Qシリーズ(最終予選) 3日目◇7日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

来季出場権獲得圏内の23位からスタートした吉田優利が、フォールズコースで6バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル6アンダーまで伸ばし、10位タイに浮上した。
前日のクロッシングズコースでは、上がりの連続ボギーで「73」に終わった。「左へのミスが多かった。それがゴルフをしづらくしていた」と振り返る。十分に修正しきれないまま3日目を迎えたが、連日5度前後の寒さが緩んだことが好材料になった。

「気温に左右されやすいタイプ。みんなは暑くてだるい感じがあると思うけれど、わたしはその寒いバージョン。ぼーっとするというか。それが言い訳にはならないけれど」。インからスタートして11番でバーディを先行。15、16番では4メートルのスライスラインを沈めて連続バーディを奪い、18番パー5でも伸ばした。「難しい前半(インコース)でスコアを伸ばすことができた。後半をいい形で切り抜けられた」とアウトコースでも1つ伸ばした。

今週のベストスコアで大きく順位を上げた。それでも「初日ほど(ピンポジションが)厳しくなかったので『うまく切り抜けられたな』というくらいにしか評価できない。もう1つ、2つ伸ばせれば良かった」と自己評価は控えめだったが、「最低限のラウンドができた」と25位タイまでのボーダーラインに対して、4打のリードで残り2日間へ入る。

ショットについては「イメージが出る回数が増えてきた。スピードを保ったまま振れている感じがある」と兆しもある。寒さ対策の耳あてと手袋は欠かさずに、このまま上位勢についていきたい。(文・笠井あかり)

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