ヒールを浮かせるハンドアップで平均パット5位! 賞金王・金谷拓実のパターに隠された工夫とは?

今季の男子ツアーの賞金王に輝いた金谷拓実。平均パット5位のグリーン上のパフォーマンスを支える、こだわりのパターについてレポートしたい。
金谷が使用しているパターはピンの『SIGMA2 ARNA』。長く愛用しているモデルだが、その打ち方は独特なフォームとして知られている。

「できるだけボールに近づいて、ヘッドをヒールアップするように構えます。自分としては近く立つことで手が浮くので、ムダな動きが減ると思っています。ストロークの横のブレ(ヒール側やトゥ側に芯を外すミス)を抑えられる。参考にしたのはパットの名手、スティーブ・ストリッカー。アドレスでボールが遠いと、パターと左腕に角度ができますけど、近づいてパターを吊って構えることで左腕とパターが一直線になるんです」

金谷がクラブ契約を結ぶピンのツアー担当に聞くと、通常のパターではヒール側が浮いて芯を外してしまうため、ヘッドには工夫がなされているという。

「ハンドアップで構えて両足を揃えて振るのが金谷プロの打ち方。ピンのフィッティングを受けて、セミアーク軌道で振りやすい『SIGMA2 ARNA』が合ったようです。ヒールを上げてセミアーク軌道で振って、ヒール・トゥ・バランスの特性をを使って球をつかまえていますね。彼の打ち方だと、通常のライ角では、ヒール側が浮きすぎて芯を外してしまう。なので、通常よりかなり大きい2度アップライトの72度で設定されているんです」

パットのストロークは十人十色と言われている。だからこそ、パターでもフィッティングは大事ということなのだろう。

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