馬場咲希は「楽しみと気合!」 下部ツアーの経験生かし、いざ予選会突破へ

<LPGA Qシリーズ(最終予選) 事前情報◇4日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

馬場咲希は、当時高校3年生だった昨年の最終予選会(Qシリーズ)で62位に終わり、45位以内までに与えられるツアーメンバー入りを逃した。同時に、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストに合格していたが、主戦場を日本ではなく米女子下部のエプソン・ツアーに定めた。

ルーキーイヤーとなった今年、過酷な下部ツアーでトップ15に与えられる“レギュラー昇格”を目指したが、ランキング18位で惜しくも届かず。世界最高峰の舞台を目指し、来季出場権をかけて2年連続でQシリーズに挑む。「楽しみと気合! 頑張ろうという気持ちです」と意気込む19歳は、この1年間でひと回りもふた回りも成長した。

特に「メンタル面」での成長を感じているという。下部ツアーでは日本からの同行者はおらず、現地コーディネーターのサポートを受けながら「ほぼひとり」で戦っていた。「(以前は)周りの人に相談しながら、良いところや悪いところを話しながらやっていたけれど、今年はひとりで考えることが多かった。順位がきわどい位置にいたから、プレッシャーを感じる試合が多かったけれど、そこでどういうプレーができるのかが分かった」。未知の環境に飛び込み、多くのことを吸収してきた。

最終予選ではクロッシングズCとフォールズCの2コースを使用する。昨年はフォールズCで「74」「71」と苦戦したが、「どちらのコースでも(スコアを)出したい!」と気合い十分だ。

今年から予選会の形式が変更され、6日間から5日間に短縮。さらに、21~45位までに与えらえれた『カテゴリー15』の限定的な出場資格付与が廃止され、トップ25にのみ来季出場権が付与されることになった。

「去年は45位までが対象でしたが、それに比べて狭くなって、より良いスコアを目指さないといけない。5日間アンダーをしっかり出せるように。来年の戦場を決める大事な5日間なので、学んだことを生かしていきたい」。心技体を磨き上げた1年の成果を発揮し、リベンジを目指す。(文・笠井あかり)

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