現役引退の稲本潤一、今後は指導者の道へ「悔しかったり、楽しかったりという思いを常に感じていきたい」

 南葛SCに所属する元日本代表MF稲本潤一が今季限りでの現役引退を表明し、同日に会見を行った。

 稲本は1979年生まれの現在45歳。“黄金世代”の一員として28年間、国内外で活躍し続けた。現役引退の決断に至った理由について、稲本は「ここ2、3年は毎年引退のことを考えていました。どんどん先延ばししていましたが、今年は今の自分ではチームの力になれないと感じました。試合に出て僕自身がチームを勝たせるパフォーマンスができるかどうか。厳しいなと感じて引退を決断しました」と説明した。同世代の仲間たちには「79年組のLINEグループ」で今朝報告。「お疲れさまでした」という労いの言葉が多数届く中、播戸竜二からは「現役か現役じゃないかといういじりができなくなるのは寂しい」という愛あるメッセージが届いたことを明かした。

 気になる今後のキャリアについては「現場から離れるのは寂しいので、指導者の道に行くと思います」と宣言。「受け入れ先のこともありますが、できれば指導者の道で悔しかったり楽しかったりという思いを常に感じていきたい」とセカンドキャリアを見据えた。今年は所属する南葛SCでトップチームの選手兼コーチとして活動。「ケガが多くて現場で指導する場面は少なかったですが、風間(八宏)監督が来て、一からチームを作る作業を見られたのはいい経験になった」と振り返った。

 会見にはキャプテン翼の原作者で南葛SCのオーナー兼代表取締役社長を務める高橋陽一先生も登壇し、直筆のイラストをプレゼント。また会見の最後にはサプライズで家族も登場し、花束を贈呈した。家族の登場に稲本は「怪しいなとは思っていました(笑)。『歯医者の予約がある』と言って、俺よりも先に出て行ったので(笑)。けど、嬉しいですね」と笑顔で話し、稲本らしい明るい引退会見となった。

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