FW前田大然が貴重な同点ゴール!今季CLで5試合3発目…古橋&旗手先発のセルティックはクラブ・ブルッヘとドロー

 チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第5節が28日に行われ、セルティック(スコットランド)とクラブ・ブルッヘ(ベルギー)が対戦した。

 ホームのセルティックは今大会ここまで2勝1分1敗、アウェイのクラブ・ブルッヘは2勝2敗で今節を迎えた。セルティック所属の日本代表MF旗手怜央、FW前田大然、古橋亨梧は3人揃って先発出場した。

 立ち上がりからクラブ・ブルッヘが優位に試合を進めた。立ち位置で上手く相手のプレスを回避し、確実にボールを前進。なかなかシュートまでは持ち込めなかったが、守備でも全体が連動して相手に打開のきっかけを与えなかった。一方、セルティックは13分に前田が左サイドを縦に突破してチャンスを作り出したが、攻撃は単発で終了。効果的な攻撃は仕掛けられず、苦戦を強いられた。

 すると、26分にまさかのミスで試合が動く。セルティックのビルドアップに対してクラブ・ブルッヘが連動したプレスをかけると、追い込まれたDFキャメロン・カーター・ヴィッカースがゴール方向へバックパス。しかし、GKカスパー・シュマイケルはゴールから離れており、ボールは無情にもネットへ吸い込まれた。オウンゴールでクラブ・ブルッヘが先制に成功する。

 失点を喫したセルティックは、37分に中盤から背後へ飛び出した旗手がダイビングヘッドでゴールを狙うが、GKシモン・ミニョレのセーブに阻まれて得点は奪えない。前半はクラブ・ブルッヘが1点をリードして折り返す。

 後半も立ち上がりからクラブ・ブルッヘが決定機を創出。ただ、マキシム・デ・カイペルのシュートはGKカスパー・シュマイケルが好セーブし、得点を許さなかった。

 いきなり肝を冷やしたセルティックだが、49分に旗手が枠をかすめるミドルシュートでゴールを脅かすと、60分に得点が生まれる。ペナルティエリア外左サイドに走り込んだ前田は、深い切り返しで相手を交わすと、軸足を滑らせながらも右足を振り抜く。角度のない位置からのシュートになったが、ファーポストの内側に当たって見事にゴールへ吸い込まれ、ネットを揺らした。前田の今大会3得点目でセルティックが同点に追いつく。

 同点に追いつかれたクラブ・ブルッヘは70分、ペナルティエリア内の混戦を生み出すと、最後はフェラン・ジュグラがゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドで得点は認められなかった。

 試合はこのまま1-1で終了。今大会の成績は、セルティックが2勝2分1敗、クラブ・ブルッヘは2勝1分2敗となった。

externallink関連リンク

●フリック監督、レヴァンドフスキの“CL通算100得点”達成に見解「チーム全体が彼を助けている」●好調リヴァプールが真価を問われる2連戦へ…スロット監督が意気込み「特別な週になる」●ダビド・シルバが1得点2アシストの活躍! 元日本代表MF岩本輝雄も脱帽「ちょっとレベルが違う」●“節目の一戦”で無失点勝利! バイエルン守護神ノイアー「守備陣だけでなくチーム全体に…」●横浜FM、浦項との“日韓対決”を制しACLE連勝!…ヤン・マテウスが先制弾、A・ロペスは4戦連発
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)