驚異の決定力!…今季公式戦32発のギェケレシュ、3つのコンペティションで得点ランク1位に君臨

 かつてスウェーデンにはズラタン・イブラヒモヴィッチという規格外のストライカーが存在した。同国代表で歴代最多の62ゴールをマークし、ミランやバルセロナ、パリ・サンジェルマン(PSG)といった欧州屈指の名門でも得点を量産した。そして今、再びスウェーデン出身のストライカーが欧州サッカー界で眩い輝きを放っている。

 19日に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)リーグC・グループ1最終節でスウェーデン代表はアゼルバイジャン代表に6-0で大勝。この試合で4ゴールを挙げたのが、2トップの一角としてフル出場したヴィクトル・ギェケレシュだ。26歳の点取り屋は26分に右からのクロスを収めて冷静に流し込むと、11分後にはボックス内左に抜け出し、最後は滑り込みながらネットを揺らす。後半には相手DFのミスを見逃さずにハットトリックを達成し、70分には再びクロスに合わせて自身4得点目を挙げた。

 この試合での4ゴールにより、今シーズンのUNLでのギェケレシュの通算得点数は「9」に到達。リーグAを勝ち抜いたチームによる決勝ラウンドは残されているが、現時点ではノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドら名だたるストライカーを抑え、得点ランキングの首位に立っている。

 また、ギェケレシュは所属するスポルティングでも得点を量産している。連覇を目指すプリメイラ・リーガ(ポルトガル国内リーグ)では11試合に出場し16ゴールをマーク。各国の強豪が集うチャンピオンズリーグ(CL)でもマンチェスター・シティ戦でハットトリックを記録するなど、ここまで5ゴールを挙げている。いずれの数字も大会得点ランキンではトップの数字。UNLや国内カップ戦を含めた今シーズンの公式戦での通算得点数は早くも「32」となっている。

 昨今の活躍から、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドからの関心も噂されているギェケレシュだが、本人は「もちろん、スポルティングでシーズンを終わらせたい。僕はここでの時間を楽しんでいる」と明言している。果たして今シーズンは得点数をどこまで伸ばすのだろうか。

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