原辰徳氏が大谷翔平のルーティンに言及「彼の場合はストライクゾーンがゴルフのボール位置」

18日から3日間の日程で静岡県の裾野カンツリークラブを舞台に「ファンケルクラシック」が開催。今年は読売巨人軍の前監督で大会特別顧問も務める原辰徳氏が、2018年大会以来6年ぶりに出場する。
プロ野球出身者の中でも原氏のゴルフの腕前はトップクラスで、「今は(JGAハンディキャップが)『5』くらいですけど、一時は『1』までいきました」という。ゴルフではハンディキャップが10未満のシングルの割合は4~5%といわれている。その中でも『5下』となると1%以下、本当にひと握りの人間しか到達できない。昨年までは5年に渡って読売巨人軍の監督を務め、「今年から少しゴルフができるようになった」と、現在は週2回の頻度でラウンドを行っているという。

今大会で原氏のキャディを務めるのは、16年の「日本ミッドアマ」などを制したトップアマの庄司由(ゆう)で、そこからもゴルフへの本気度が伝わってくる。庄司は1987年生まれで年齢的には原氏の30歳下だが「僕の先生です」という。

「僕の友達が彼を紹介してくれて、今年から教わっています。今までは我流でやっていたけど、野球と一緒でゴルフにも原理原則、『理』というものがある。野球はそういうことを考えながらやってきたんですけどね」。昨日のプロアマ戦では、手を振るシャドーを繰り返していたが、「教わったことです。野球は語りますけど、僕はまだゴルフを語るのはやめましょう」と多くは話さなかった。

それなら野球の話をということで、大谷翔平が打席に入ったときに、ベースにバットを置いて軸足となる左足を合わせるルーティンについて聞いてみた。このルーティンを取り入れてから立つ位置が安定し、前人未踏の54-59に到達している。

「彼の場合はストライクゾーンがゴルフのボール位置のようなもの。後ろの軸足をきちんとした位置に収めて、そこからピッチャーを見るということですね。そうやって測っている選手はけっこういます」。自身も行っていたのかと聞くと「僕はそこまでの選手ではなかったからね」と、ベストナインに5度輝き、通算382本のホームランを放ったスラッガーは白い歯をこぼす。

66歳となったがその飛距離は健在で、18番ホールではプロアマ戦で一緒に回った宮本勝昌と飛距離があまり変わらなかった。「昔はそこそこでしたけど、今は250~260ヤードくらい」と謙遜する。

そして、大会の意気込みについては「しっかり回れるように怪我をしないように、少しでも喜んでもらえたら。ゴルフ界も含めて盛んになればありがたいと思います」と話す。前回出場した18年大会では2万5214人のギャラリーが会場に足を運び、シニアツアーの日本新記録を塗り替えた。シニアプロに負けない飛距離で、今年の大会も盛り上げていく。
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