アダム・スコットが横浜でトップジュニアと交流 「自信を持って頑張って」

米国男子ツアー通算14勝、2013年マスターズ覇者のアダム・スコット(オーストラリア)が、横浜CCでジュニア育成イベント「Future Golfers Seminar 2024 with Adam Scott」に参加。グローバルアンバサダー契約を結ぶユニクロの主催で、関東在住のトップジュニア19名に、デモンストレーションやトークセッションを行った。
「プロを目指す若い選手に自身の経験を伝えたい」。アダム・スコットのそんな想いから始まったジュニア育成イベントは、今年で7回目を迎えた。「こうした機会で、皆さんと会えて幸せな気分。今日は色々と学んでほしい」と、笑顔でジュニアたちの前の姿を見せると、早速ボールを打ち始めた。

「ファンダメンタル(基礎)を大切にしている」とグリップやアライメント、姿勢などチェックポイントを話しながら次々とショットを披露。ドライバーを持つと、「スティンガー」や「ローフェード」などジュニアたちからのリクエストに応えるシーンも見られた。

続いてバンカーに移動すると、2本のウェッジを使って距離を打ち分ける。アプローチでは「イマジネーションが大切」と、「プレジデンツカップ」でバンカーから7番アイアンで寄せた話をしながら、状況に応じて柔軟に考えることの大切さを説いた。

場所をクラブハウスに移し行われた座談会では、ジュニアたちからの質問に回答。なかでも、ミスした時やプレシャーのかかった時など、メンタルに話が及ぶと「準備することで対応できるようになる」と自身の経験を語りつつ、「自分を信じて、プロになるという強い気持ちを持って頑張ってほしい」とエールを送った。
参加したジュニアたちからも「苦手なバンカーショットを間近で見られて勉強になった。強いゴルファーになりたい」、「トッププロの考え方を学ぶことができた。自分の力を出せる選手になりたい」など、感謝の言葉が伝えられた。

スコットは、2005年に Adam Scott Foundation(アダム・スコット基金)を設立し、子どもや青少年の教育などへの寄付活動を行い、2013年からはユニクログローバルブランドアンバサダーに。22年からは米国で「UNIQLO Adam Scott Junior Championship」の開催に携わるなど、チャリティ活動やジュニア育成に積極的に取り組んでいる。

今年44歳となったがプレーヤーとしては、「もう一度、メジャーで勝つこと」を目標に掲げている。「今日、若いプレーヤーのスイングをみて、自分ももっとこうしたいという意欲が湧いた。メジャーに勝ちたいし、そのための準備もしているし、自信もある」という。これからのスコットのプレーにも注目したい。

externallink関連リンク

新作キャビティアイアン19モデルの性能早見表を作ってみた! 『上級者も使える万能型』と『やさしさ特化型』に分かれた 今季初優勝の山下美夢有が愛用するアイアンは、なぜソールのヒール側が凹んでいるの? 曲がる気がしない山下美夢有のスイング 「カーン、パシッ!」と口ずさめば、打点が安定する【優勝者のスイング】 右も左もOBの狭いホールは、ドライバーの“下っ面”でスプーンみたいに打とう 韓国女子ツアーは美人だらけ!「実力と美貌を兼ね備えた選りすぐりの10人を写真で紹介」
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)