メジャー最終日では初 古江彩佳&安田祐香が3度目競演「攻めることを忘れずに」

<日本女子オープン 3日目◇28日◇大利根カントリー倶楽部(茨城県)◇6845ヤード・パー72>

プラチナ世代が日本一決定戦の最終日に相まみえる。日米のメジャータイトルを狙う古江彩佳と、2週連続優勝がかかる安田祐香。アマチュア時代からしのぎを削ってきたふたりが、3度目の同組で優勝争いに打って出る。
1度目は2020年「ゴルフ5レディス」の初日。古江、安田、吉田優利の同世代3人によるグループだった。昨季最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」では3日目に2サムで回った。

初日は1オーバー・37位と出遅れた安田だったが、2日目は「68」で8位に浮上。3日目は2番から3連続バーディを奪取するなど「71」をマークし、首位と4打差の7位でムービングデーを終えた。

2日目は「ドライバーが信じられないぐらい当たらなくて…。ちょっと気持ち悪いです」とティイングエリアの“逆目”となった芝に気を取られて、フェアウェイキープ率は42.8%(6/14)と苦しんだ。それでもパーオン率は77.7%(14/18)、パット数は28回と2打目以降は好調でスコアを作った。

3日目はフェアウェイキープ率78.5%(11/14)と復調。パーオンも15回と高水準だ。メジャーセッティングでは最後まで何が起こるか分からない。3日目に31回だったパットの調子を取り戻せれば、首位の座を脅かすこともできる。

古江は初日に「65」のロケットスタートを切ったが、2日目は「75」、3日目が「72」と伸ばせず。安田と対照的にずるずると順位を落とした。ムービングデーでは「いい流れからスタートしましたけど、最後に失速してしまいました」。上がり4ホールでの2ボギーを悔やんだ。

ティショット、パットともに「いい状態。不安なくできた」と、ここは合格点。ただ、生命線である2打目以降のショットに苦しんだ。「セカンドショットからが悪かった。ミスが多くて、乗せられず寄せられずでボギーを打ってしまったり。なかなかバーディチャンスにつけられなかった」。最終日はパーオンがカギを握りそうだ。

7月「アムンディ・エビアン選手権」で海外メジャー初優勝。今大会では国内メジャー初制覇がかかる。「しっかりと攻めることを忘れずに。自分のゴルフに集中したい」。同世代のライバルとともにV争いを盛り上げる。

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