“黄金世代”清水大成がリベンジ初Vへ 今季2度目単独トップで最終日「待ってばかりではいけない」

<パナソニックオープン 3日目◇21日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ(兵庫県)◇7100ヤード・パー72>

初日、4番でホールインワンを達成して「63」をマーク。2日目も「69」とスコアを伸ばした清水大成が、3日目に再び爆発した。

「途中までは2アンダーぐらいで来ていたけど、すごく我慢して、どこかで獲れたらいいなと思っていた。後半の中盤からポンポンと来て、そこからはすごい勢いに乗った」。2イーグル・5バーディ・1ボギーの「64」をマーク。2位の平田憲聖に2打差をつけ、トータル20アンダー・単独トップで最終日を迎える。

12番パー4では120ヤードの2打目を56度のウェッジでショットインイーグル。15番パー5は244ヤードの2打目を4番アイアンでピン手前1メートル弱につけると、ワンパットで沈めてみせた。初日の15番では2打目をグリーン右にある池に入れてボギーを喫していたが、「すごく嫌なイメージ」を払しょくする一打で会心のイーグルを奪った。

最終日最終組入りは5月の「関西オープン」以来、今季2度目。そのときは平田と同じ組で回ったが、今回も同組で優勝争いを演じることになった。平田は今季3勝を挙げている。「安定して強い選手。その憲聖に勝って優勝できたら、すごく自信になるんじゃないかな」。初優勝に向けて、避けては通れない存在だ。

関西オープンでは最終日に「72」と崩れ、3位という悔しい結果に終わった。「どこかで焦りがあって、パッティングが決めきれなかった。きょうみたいに落ち着いて、自分の流れが来るのを待つのも必要なのかな」。緊張とプレッシャーから自分らしいプレーが展開できなかった。今回はその反省をしっかりと生かしている。

それでも「待ってばかりではいけないタイミングも絶対に来ると思う」と、持ち前の攻撃的な姿勢を崩すつもりはない。「普段通りというか、自分のプレースタイルでできたらいいなと思います」と、目の前の一打としっかり向き合いながら、メンタルコントロールも徹底していく。1999年1月生まれの25歳。男子ツアー界を引っ張る“黄金世代”の一角が、リベンジ初Vへ打って出る。(文・高木彩音)

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