さらば“トト”…59歳で逝去したスキラッチ氏、恩師のゾフ氏は「イタリアサッカーの歴史の一部だ」

 元イタリア代表FWサルヴァトーレ・スキラッチ氏が18日に59歳で逝去したことを受け、ユヴェントス時代の恩師ディノ・ゾフ氏が思い出を語った。19日、イタリア紙『レッゴ』が伝えている。

 スキラッチ氏は現役時代にユヴェントスやインテル、ジュビロ磐田などでプレーした。ゴールを奪うことに特化したプレースタイルが特長で、同氏のもとにはなぜかよくボールがこぼれてきた。また、スキラッチ氏はイタリア代表としても活躍し、母国イタリアで開催された1990 FIFAワールドカップでは得点王とゴールデンボール賞(MVP)を獲得。代表チームの3位入賞に大きく貢献した。

 晩年に結腸癌を患っていたスキラッチ氏は、18日の朝に入院していたパレルモの病院で逝去。59歳の若さでの訃報に、世界中のサッカー関係者から悲しみの声が寄せられている。

『レッゴ』のインタビューに応じたゾフ氏は「“トト”(スキラッチ氏の愛称)とは素晴らしい思い出がある」と、自身が現役を引退した後に監督を務めたユヴェントスで指導したスキラッチ氏との思い出を振り返った。

「私は彼がトリノに来たことを決して忘れないさ。当時、彼はとても不安そうにしていてね。セリエBのメッシーナで素晴らしい成績を収めていたが、ユヴェントスに移籍してきて自分の実力を証明する必要があった。彼はとても感受性が豊かで、少し内気な若者でもあった。私は彼のポテンシャルを理解していたし、最終的には先発にふさわしい選手だと判断した」

 スキラッチ氏と同様、ユヴェントスやイタリア代表のレジェンドであるゾフ氏。早すぎる死を迎えた名FWに対して「イタリアサッカーの歴史の一部だ」と言葉を贈った。

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