自己ベスト、大会レコードタイの「61」 ソン・ヨンハンの唯一の心残りは…

<パナソニックオープン 初日◇19日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ(兵庫県)◇7100ヤード・パー72>

昨年大会で首位発進、最終日までトップを走っていたソン・ヨンハン(韓国)が今年も初日のリーダーボードの一番上に名を載せた。ボギーなしの11バーディを奪い、自身のベストスコアで、さらに今大会の18ホール最少ストローク記録タイとなるとなる「61」をマーク。11アンダーの単独トップで2日目に進む。
「ショットもよかったんですけど、とりあえずパターがよく入って上手くいったなと思います」。ティショットでフェアウェイを外したのは3回、パーオンを逃したのも4回とショットは好調子。そのうちの1回はチップインバーディを決めるなどショートゲームも上々な一日だった。

なにより大きいのは「パー5で4つ全部バーディを取ることができて」とすべてのチャンスホールでスコアを伸ばした。しかし、上がりの8番、9番も「いいところにいたんですけど、バーディが獲れなくて、ちょっと残念でした」と心残りもある。その最終9番ではあるやりとりがあった。プライベートでも仲のいい同組の永野竜太郎とのエピソードを明かす。

後半の3番で8メートルのバーディパットを決め、続く4番でも6メートルをカップに沈め連続バーディ。このときヨンハンのなかではビッグスコアで終えられる自信が芽生えていた。5番、7番でもバーディを決めて11アンダーに伸ばすと、永野から『コースレコードだよ』とささやかれたという。ところが「プレッシャーがかかっちゃって(笑)」と最後の4メートルをショート。「ダメですよね(笑)」と仲のいい永野との“楽しい”やり取りを笑顔で振り返った。「仲がいいから逆に一緒に回りたくないけど、でもやっぱり一緒に回ると楽しいんですよね」とこんな会話も、好スコアの原動力となったようだ。

「いいスタートができてうれしいですけど、ゴルフは4日間じゃないですか。だからまだ54ホールあるから、きょうみたいにできればいいんですけど。でもできないこともあるから、とりあえず最後まで頑張るしかないなと思って、頑張ります」。昨年のリベンジを果たす道のりは最高の今のところ順調だ。(文・高木彩音)

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