新作ギアもV争いを後押し? 小木曽喬は逆転で2勝目へ「20アンダーを目標に」

<ANAオープン 3日目◇14日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>

初日に自己ベストタイの「63」をマークして首位スタートを切った小木曽喬。2日目に伸ばしきれず後退したものの、3日目は6バーディ・3ボギーの「69」で回り、トータル13アンダー・5位タイ。首位の永野竜太郎と4打差で最終日を迎える。
2連続ボギー発進とつまづいたが、9番からの3連続バーディなど盛り返していった。「出だしは良いショットが打てなくて、パットのタッチも合わなくてと苦戦しました。もっとスコアを落としてもおかしくないところから、前半をイーブンで回れたのでナイスプレーだった。後半は風が吹いてきた中で(スコアを)戻すことができたのでよかった」と結果は納得のラウンド。「耐えるところで、耐えられた。連続バーディが来たことも繋がった」といい流れをに持ち込む強さも見せた。

驚異の21パットだった初日から、30パット、27パットと高水準をマークしている。「今週はパットが入っている。風が強くなるとどうしても(ショットが)ピンに打ちきれないことがあって、そこから入ってくれている」とパットが好プレーを支えている。

さらに、3日目のフェアウェイキープ率は64.27%で全体1位を記録。今週からスリクソンの新作ドライバーと3番ウッドにスイッチしており、それが一役買っている。製品の詳細についてはまだ明かされていないが、ドライバーは4機種がラインナップされていて、小木曽が使用するのは小ぶりでややディープなヘッドの『TR』というモデルだ。

「スピンコントロールができますし、高さのコントロールもうまくできました。少し調整は必要かもしれないですが、しっくりきています」とうなずく。大きい“顔”が苦手な小木曽にとって、小ぶりなヘッドもお気に入りの理由のひとつ。ただそれ以上に、座りがよく、左の怖さがない3番ウッドが特に気に入った様子。「今までで一番いい感じです」とすでに頼れる存在となっている。

今年6月の日韓共催大会「ハナ銀行インビテーショナル」でツアー初優勝を挙げ、再び巡ってきた優勝のチャンス。「20アンダーを目標に。3日目は伸ばしきれなかったですが、今の体調、メンタル、調子的に行けない数字ではない。しっかり準備したい」と2勝目に向けて意気込んだ。(文・齊藤啓介)

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