大会記録に向けばく進 竹田麗央が歴代4番目の年間6勝目に王手「ベストを尽くして」

<ソニー 日本女子プロ選手権 3日目◇7日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>

単独首位からスタートした竹田麗央が5バーディ・2ボギーの「69」で回り、トータル16アンダーまで伸ばした。2位とは3打差で、2021年に稲見萌寧が記録したトータル19アンダー(静ヒルズCC)の大会記録も見えてきた。
予選ラウンドはボギーなしの2日間を過ごしたが、この日はバーディ発進ながら3ホール目でボギーがきてしまう。8番で再びボギーとしたが、9番でバーディを奪い返し後半へ。すると飛距離を生かしパー5で2つ、あわせて3つのバーディを奪い、リードを維持してムービングデーを終えた。

「5番で短いバーディパットを外してからあまりストロークが良くなかった。そのなかで後半3つ取れたのは大きい。前半がチャンスについてたけど、1番しか獲れなかったのがもったいない。あすに向けて修正してやるだけかなと思います」

前週の「ゴルフ5レディス」で今季5勝目を挙げたばかり。年間6勝目となれば、21年(シーズンは20年と統合)に8勝をマークした稲見、15年のイ・ボミ(韓国)、19年の鈴木愛が達成した7勝に迫る勢いだ。

年間最多勝は03年の不動裕理で10勝。ちなみに不動は04年にも7勝をマークしている。竹田は地元開催だった4月の「KKT杯バンテリンレディス」でツアー初優勝を遂げるとそこから2週連続優勝。着実に勝利を重ね、先週までの出場20試合で5勝。気は早いが、このペースでいけば同郷・熊本の大先輩の記録更新にも期待がかかってくる。

メジャー大会初制覇、最多アンダーパー記録もかかる最終日。「そんなに簡単にはいかないと思うけれど、どういう展開になっても自分のベストを尽くして最後まで頑張りたい」と見据えた。

【ツアー制度施行後の年間6勝以上】
1989年 6勝 小林浩美
1997年 6勝☆福嶋晃子
2000年 6勝☆不動裕理
2003年 10勝☆不動裕理 
2004年 7勝☆不動裕理
2005年 6勝☆不動裕理
    6勝 宮里藍
2009年 6勝☆横峯さくら
    6勝 諸見里しのぶ
2015年 7勝☆イ・ボミ
2019年 7勝☆鈴木愛
2021年 8勝☆稲見萌寧
☆は賞金(年間)女王
※2021年の稲見萌寧は統合シーズンの20年にも1勝

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