「絶対うまくなる」同郷先輩参戦のLIV行きが目標 池村寛世が目指す世界のステージ

<Sansan KBCオーガスタ 2日目◇23日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7274ヤード・パー72>

2015年にこの芥屋で行われた国内下部ツアーでプロ初優勝を飾っている池村寛世。「相性のいいコースですし、難しい印象はないので」とイメージがいい思い入れのある舞台で、トータル7アンダーの上位でラウンドに進む。
「優勝争いしたいですね」。初日を終えた池村は決勝ラウンドへの意気込みをこう話していた。そのためにも2日目もスコアを伸ばすことが求められていたが、この日の後半は風が強くなり難コンディションとなった。「パー5がぜんぜん獲れなかった」と4つあるパー5でスコアを伸ばすことはできなかったことに心残りもあるが、4バーディ・2ボギーの「70」でラウンド。「とりあえず2アンダーで回れているので、明日以降にビッグスコアで 回っていい位置で」とトップとの差を縮めに行く。

シーズンもここから後半戦。自身が目指すフィールドに向けて、エンジンがかかっている。「今年は複数年のシードがもうなくなってしまったので、早く勝ってアジアンツアーのほうに行きたいなと、めちゃめちゃ思っていますね。日本ツアーも減っていますし」。国内ツアーは昨季の26試合から今季は23試合と大会数が減っている。さらなるレベルアップを求めている池村は海外の舞台に目を光らせている。

「移動中とか、夜お風呂に入っているときとか、LIVを見ながら入ったりしているので、行きたいところだなって本当に思っている。アジアンツアーはQT(予選会)からじゃないとなかなか試合に出られないので、いいきっかけとして優勝争いができたらいいなと。日本人がヨーロッパとかで勝っていますからね。アジアで優勝できるような状態に持っていきたいですよね」

特に同郷の先輩プロ、香妻陣一朗が今年主戦場としているLIVゴルフには強く憧れを持っている。「出場しているメンバーもすごいですし、なんせ楽しそうじゃないですか。ゴルフしていて。いいなと思いますよね。ジンくん(香妻)が出ているのをずっと見ていて、僕もそこで戦いたいと思う。確実にレベルアップできるので、絶対に。試合しているだけで絶対刺激になってうまくなる」と気持ちは完全にLIVへ向いている。

そんなビジョンを明かし、一歩ずつそのステージに近づくためにもこの週末は大事な2日間となる。「ほかのコース(試合)でどんどんパー5がなくなっているなかでここは4つもある。距離も十分(2打目が)乗るコースですし、ビッグスコアが出る条件はあるので、あまり気負いすぎず、のんびりバーディパットを打ちながらのびのびやっていければ」とマイペースをモットーに挑んでいく。海外への道を切り開けるような決勝の2日間にしたい。(文・高木彩音)

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