周囲の率直な疑問で「ハッとさせられた」 畑岡奈紗が日本滞在で得た“気づき”

<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 事前情報◇13日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6584ヤード・パー72>

「アムンディ・エビアン選手権」から約1カ月の間、実戦から離れていた畑岡奈紗。しばらく日本に滞在し、そこである“気づき”を得た。
帰国の狙いの一番は「リフレッシュ」。家族で旅行したり束の間のオフを楽しんだ。それでも「やっぱり考えちゃいますね」と常に頭の中には“ゴルフ”のことが浮かび、地元でのラウンドで調整も行った。その期間中にはパリ五輪も観戦。「松山さんも最後まであきらめずにプレーして銅メダルにつながって、リディアも3大会ともメダルを獲得するのってすごいなと思いました」。メダリスト達の戦いに心を打たれたようだ。

「オリンピックは特別だなって見てて思いました。次のロスに出たいという気持ちにもなりました」。今年は代表争いで惜しくも敗れ出場が叶わなかったが、そんな悔しさが2028年への意欲をより掻き立てる。

日本にいる間には多くの人からアドバイスももらった。その中には『なんでボールを曲げなくなったの』という言葉も。このアドバイスが「『ハッ』とさせられた。トラックマンとかの数字を追いかけすぎていたなと…。最初は感覚だけでやっていて、知らず知らずにズレていってしまった。そこで数字をベースにやってきたのですが、いつの間にかそっちに傾き過ぎていた」と大事なことを気づかせてくれた。「今まではメモを取っていたのですが、今週はメモやボールの弾道を見るのではなく、ゴルフを楽しめるようにしたい」と気持ちを新たに挑むつもりだ。

エビアン選手権では古江彩佳が日本勢4人目のメジャー制覇の快挙を成し遂げた。「最後にイーグルを決めての優勝だったので、気持ちが強いなという風に見えました」と勝者を称える。今大会はメジャー最終戦「AIG女子オープン」の前哨戦でもある。今度は自身のメジャー初制覇へ、このスコットランドで足掛かりを築きたい。(文・齊藤啓介)

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